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OUR-EXISTENCE.NET 特定のものと一般のもの(日本語訳)

  この著作では、この『特定のものと一般のもの』をこの著作とも呼び、この著作と『生存と自由』、『生存と自由の詳細』、『それぞれの国家権力を自由権を擁護する法の支配系と社会権を保障する人の支配系に分立すること』、『記憶をもつ動物の心理学』、『自我をもつ動物の心理学』、『習性をもつ動物の心理学』をこれらの著作とも呼ぶことにする。
  この物質、この身体、この人間、わたし、あなた、彼女、この空間、昨日、今日、明日、現在、この光景、このイメージ、このアイデア…などを「特定のもの」と呼べる。
  特定のものとは言えないが特定のものがもついくつかのものを特定のもののいくつかの「属性」、特定のものがもついくつかの属性、特定のものに帰属するいくつかの属性と呼べる。いくつかの特定のものがいくつかの属性を共有する。また、いくつかの属性がいくつかの特定のものに帰属する。例えば、万有引力、速度、加速度、エネルギーなどはすべての物質に帰属する属性である。また、色、明るさはすべての光景、つまり、視覚で現れるものに帰属する属性である。
  既に、いくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を普通名詞が指すことがある。例えば、既に、ものそのものに含まれる、空間的広がりと時間的広がりをもつ、分子、原子、電子、原子核、陽子、中性子などのより小さな粒子が出入するといういくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を「物質」という普通名詞が指す。そのようなときは、いくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を「一般の(普通名詞)の集合」、(普通名詞)の集合、一般の(普通名詞)、(普通名詞)と呼べる。例えば、ものそのものに含まれる、前述のいくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を一般の物質の集合、物質の集合、一般の物質、物質と呼べる。
  それに対して、未だ、いくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を普通名詞が指さないことがある。例えば、未だ、現れるものに含まれる、空間的広がりと時間的広がりとをもつという属性をもついくつかの特定のものの集合を普通名詞が指さない。そのようなときは、いくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を「一般の(いくつかの属性のうちのいくつかを指す言葉を含む名詞句)の集合」、(名詞句)の集合、一般の(名詞句)、(名詞句)と呼べる。例えば、現れるものに含まれる、空間的広がりと時間的広がりとをもつといういくつかの属性をもついくつかの特定のものの集合を一般の現れる空間的時間的なものの集合、現れる空間的時間的なものの集合、一般の現れる空間的時間的なもの、現れる空間的時間的なものと呼べる。
  結局、いくつかの属性をもつ特定のものの集合を一般の(普通名詞または名詞句)の集合、(普通名詞または名詞句)の集合、一般の(普通名詞または名詞句)、(普通名詞また名詞句)と呼べる。だが、それらの表現を用いていると文章が煩雑になる。そこで、普通名詞またはいくつかの属性のうちのいくつかを指す言葉を含む名詞句を、XXX, YYY,…などで表現することにする。
  一般のXXXに対して、一般のXXXの集合に要素として属する特定のものを「特定のXXX」と呼べる。例えば、一般の物質の集合に要素として属する特定のものを特定の物質と呼べる。
  もっとも既に、数学では一般のXXXの集合をいくつかの属性をもって定義することが多い。そのような属性をXXXの必然的属性と呼べる。必然的属性とはそれに属するいずれかが変化すれば、XXXがもはやXXXでなくなってしまうような属性である。
  そのような定義を「属性による定義」と呼べる。だが、普通名詞が指すものの必然的属性を挙げることが未だ不可能であることがある。例えば、空間、時間の必然的属性を挙げることは未だ不可能である。そのようなものは、それ以外を決して指さない具体例によって定義せざるをえない。例えば、過去と現在と未来を時間と呼べる。そのような定義は未来を省略してはいけない。何故なら、未来が省略されると、時間が過去と現在になってしまうからである。また、現在を省略してはいけない。何故なら、過去と未来になってしまうからだけでなく、瞬間がなくなってしまうことがあるからである。そのような定義を「具体例による定義」とも呼ぶことにする。例えば、『記憶をもつ動物の心理学』では、光景、音、臭い、めまい、味、痛さ、暑さ、寒さ、動悸、息苦しさ、飢え、渇き、吐き気、イメージ、アイデア…などを「現れるもの」と呼ぶ。確かに現れるものはそう定義せざるをえない。
  いくつかの必然的属性(a)をもつ集合(A)はそれらの必然的属性(a)と他のいくつかの必然的属性(b)とをもつ集合(B)を含み、集合(B)はそれらの必然的属性(a and b)と他のいくつかの必然的属性とをもつ集合(C)を含み…と続く。例えば、ものそのものに含まれる、空間的広がりと時間的広がりをもつ、より小さな粒子が出入するといういくつかの属性をもつ一般の物質の集合はそれらの必然的属性と、タンパク質、脂質、糖質…などの高分子から構成される、自身と同じ必然的属性をもつものを再生する…などの必然的属性をもつ一般の生物の集合を含む。
  一般のXXXの集合を「種類として」のXXXの集合、種類としてのXXX、XXXという種類などとも呼べる。
  一般のXXXの集合を一般のXXXの「全体」、XXXのすべて、すべてのXXXとも呼べる。一般のAの集合が一般のBの集合、一般のCの集合…などを含むことを、AがB、C、…を(種類として)含むこと、B、C、…がAの(種類としての)「部分」であることとも呼べる。特に一個の一般のBの集合について、一般のAの集合が一般のBの集合を含むことを、BがAの一種であること、とも呼べる。例えば、一般の物質の集合が一般の生物の集合を含むことを生物が物質の一種であることとも呼ぶことにする。
  一般のAの集合が一般のBの集合、一般のCの集合…などを含み、B,C,…が重ならず、それらのいずれかがそれらのいずれかを含まず、B,C,…の和集合がAであることを、AがB,C,…に(種類として)(完全に)区別されることと呼べる。例えば、時間を除くものは現れるものとものそのものに区別される。それに対して、AがB,C…を含むことをAがB,C,…に「種類として区別」されること、AがB,C,…から「種類として構成」されること、とも呼ぶことにする。つまり、積集合と空集合があるときにも、区別、構成…などの言葉を用いることにする。
  すべての一般のXXXの集合の和集合を「一般のものの集合」「一般のもの」「もの」「種類としてのものの集合」「種類としてのもの」と呼べる。
  ものという言葉をXXX(普通名詞またはいくつかの属性のうちのいくつかを指す言葉を含む名詞句)で置き換えると、XXXはものに含まれる。例えば、物質はものに含まれる。ものという言葉をいくつかの修飾語が修飾すると、修飾語を含む名詞句が指すがものはものに含まれる。例えば、ものという言葉を「現れる」という言葉が修飾すると、現れるものはものに含まれる。ところで、光景、音、味、痛さ…などが現れるものに含まれる。名詞句の中のものという言葉をXXXで置き換えると、変更後が指すものは変更前が指すものに含まれる。例えば、感覚で現れるものという言葉の中のものという言葉をテーブルという言葉で置き換えると、感覚で現れるテーブルは感覚で現れるものに含まれる。名詞句にいくつかの修飾語を加えると、変更前が指すものは変更後が指すものを含む。例えば感覚で現れるものは両眼で視覚で現れるものを含む。
  集合、要素、含むこと、含まれること、全体、部分、大別、区別、構成などは、種類としてのそれら、空間的それら、時間的それら、空間的時間的なそれらを含む。例えば、固体、液体、気体が物質の種類としての全体であり、それらのそれぞれが物質の種類としての部分である。また、海、陸、地底、大気が地球の空間的全体であり、それらのそれぞれが地球の空間的部分である。また、過去の地球、現在の地球、未来の地球が地球の時間的全体であり、それらのそれぞれが地球の時間的部分である。だが、種類としての、空間的、時間的、空間的時間的…などの修飾語をいつも用いていると文章が煩雑になる。それらの修飾語を用いなくても、種類としてのそれら、空間的それら、時間的それら、空間的時間的それらなどのうちのどれかが文脈から明らかなことが多い。そのようなときはそれらの修飾語はこれらの著作では省略される。
  ものは現れるもの、ものそのもの、属性、機能を含むが、それらのすべてについて、この著作で説明したことは成り立つ。

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