COPYRIGHT(C)2000 OUR-EXISTENCE.NET ALL RIGHTS RESERVED   一歩先を行く英文法トップページ

代名詞

[1]代名詞総論

[1-1]代名詞の機能の分類

言語外実世界照応:会話、陳述の外にある現実世界を指す。
言語内照応:会話、陳述の中にある、句、節、文を指す。
 逆行照応:既に述べたことを指す。
 順行照応:これから述べることを指す。

Who is he?(言語外実世界照応)
あの人は誰。

この例文のように、人称代名詞だからといって言語内照応とは限らない。言語外実世界照応は、指示代名詞に限られない。

"What does your sister do?" "She is a dentist."(逆行照応)
「君のお姉さんは何をしているの」「歯医者だよ」

Let me tell you this. No one got rich raising prunes.(順行照応)
このことは言っておく。スモモの栽培で金持ちになった人間はいない。

[1-2]先行詞と代名詞の順序についての規則。次のいずれかを満たすこと。

①先行詞が代名詞に先行する。
②先行詞が主節の中に、代名詞が従属節の中にある。
③先行詞が文の要素SOC(主語、目的語、補語)のいずれかの中にあり、代名詞がSVOCの修飾語の中にある。

〇If John feels good, he will go.①(先行詞が代名詞に先行する)
〇If he feels good, John will go.②(先行詞が主節の中にあり代名詞が従属節の中にある)
×He will go if John feels good.
気分が良ければジョンは行くだろう。

〇Near him, John keeps a snake.③(先行詞がSであり、代名詞を含む前置詞句がVを修飾する)
×He keeps a snake near John.(He が既出の John 以外の人なら間違いではないが、John を指すつもりなら間違い) ジョンはそばで蛇を飼っている。

[1-2例外] worry, interest, surprise などの人間の心的機能を呼び起こすことを表す他動詞では、目的語に先行詞、主語に代名詞が来ることがある。目的語に特別な重心があるためである。

〇Her own face in the mirror surprised the girl.
鏡の中の自分の顔を見てその少女は驚いた。

〇Each other's health worried the villagers.
村人は互いの健康に悩んだ。

[1-3]代名詞の格

[1-3-1]主格補語の格。文法的には主格だが、主格を用いるのは格式体であり、普通は目的格を用いる。

"Who is it?" "It's /I(格式体)/me(普通体)."
「誰ですか?」「私です」

[1-3-2]強調構文の強調部分の格。文法的には主格だが、略式体では目的格を用いる。普通はどちらでもよい。

It was /she(格式体)/her(略式体)/ who came.
やってきたのは彼女だった。

[1-3-3]述部を省略した応答文の格。文法的には主格だが、普通は目的格を用いる。

"Who received the letter?" "/I did/I(格式体)/Me(普通体)/."
「誰が手紙を受け取りましたか」「私です」

[1-3-4]but, except, than, as の後の代名詞の格。 but, exceptの後では目的格、than, asの後では主格、目的格の両様。それは、but, except が前置詞と扱われ、than, as が前置詞と接続詞の両様に扱われるからである。ところで、but, than, as には関係代名詞としての用法もある。それは関係詞の章で述べる。

Nobody /but/except/ him can solve our problem.
彼を除いて私たちの問題を解決できる人はいない。

I like him and her. Comparatively speaking, I like her better than /him/×he/.(この場合は目的格でなければならない)
私は彼と彼女が好きだ。比較すると、彼より彼女が好きだ。

I and he like her. Comparatively speaking, I like her better than /him/he does/he/.
私と彼は彼女が好きだ。比較すると、彼が彼女が好きであるより私は彼女が好きである。

いずれにしても、/than/as/の後に助動詞が続くときは主格でなければならない。

[1-3-4-1]だが、略式体、普通体、格式体の区別があり、例えば以下の二文では her(略式体)→she is(普通体)→she(格式体)である。

He is more intelligent than /her/she is/she/.
彼は彼女より聡明だ。

He is as intelligent as /her/she is/she/.
彼は彼女に劣らず聡明だ。

[1-3-5]明らかに you and me にも係らず、話し言葉で you and I が用いられることがある。書き言葉では避けるべきである。

△Let you and I do it!→
Let you and me do it!
君と僕とでやろうじゃないか。

△Between you and I, he's invited me to his company Christmas party.→
Between you and me, ....
ここだけの話だけど、彼が会社のクリスマスパーティーに私を招待してくれたの。

[1-4]注意すべき代名詞の位置

[1-4-1]代名詞は句動詞においては動詞と副詞の間に来る。

He took his coat and put it on hurriedly.
彼はコートを取って急いで着た。

[1-4-2]補語+動詞+主語の倒置において、主語が代名詞の時は、補語+代名詞+動詞の順になる。

Right is the gril. ⇔ Right you are.
その少女は正しい。⇔ 君は正しい。

[1-4-3]場所や運動の方向を表す副詞における倒置において、主語が代名詞のときは倒置が生じない。

Down came the rain. ⇔ Down it came.
雨が降って来た。⇔ それが落ちて来た。

[1-4-4]伝達動詞における 被伝達部+伝達動詞+主語の倒置において、主語が人称代名詞のときは倒置が生じない。

"Leave the snake alone," said the boy. ⇔ "Leave the snake alone," he said.
「ヘビをそっとしておいて」とその男の子は行った。⇔ 「ヘビをそっとしておいて」と彼は言った。

[1-4-5]SVIODO文型においてDOが代名詞のときはSVOA文型が好まれる。

△Give me it.→
〇Give it to me.
それを私にください。

[2]代名詞の所有格

[2]所有格の意味と用法については名詞の所有格の章を参照。ここでは、そこで説明されていないことを述べる。

[2-1]共有を意味する所有格

Now I can say my ABC.
私はもうABCが言える。

He knows his /Bible/Shakespeare/.
彼はある程度、/聖書/シャークスピア/を知っている。

I have forgotten my French.
私はフランス語を忘れた。

これらは、言語、宗教、学問、文学、芸術など人々が共有してしかるべものついて、自分への分配部分を指すと言える。自分独自のものを指すわけではない。例えば、シェークスピアについて独自の解釈をしているわけではない。

[2-2]それに対して、以下では話し手はある程度の独自性を認めているが、賛意を含まず、むしろ聞き手に対する冷笑を含む。

So he is one of your swells.
じゃあ、彼は君が言うおえら方の一人かい。

[2-3]独立所有格。以下の場合に使用可能である。

①先行詞が代名詞に先行する。
②先行詞が主節の中に、代名詞が従属節の中にある。
③先行詞が文の要素SOCの中にあり、代名詞がSVOCの修飾語の中にある。
④先行詞が存在しないが社会的文化的に了解される場合

My son is ten years old. How old is yours?①
私の息子は10歳です。あなたのは何歳ですか。

I had yours of April 10th.(your letter)④
私は4月10日のあなたの手紙を受け取りました。

I wish you and yours every joy in life.(your family)④
あなたとご家族のご多幸をお祈りします。

It is yours to help him.(your duty)④
彼を助けるのは君の義務だ。

[2-3-1]its の独立所有格の頻度。稀とされるが、baby, child, animalなどでありえる。

The children's health is poor except the baby's and its is perfect.
子供たちの健康状態はよくないが、赤ん坊は別で、申し分ない。

[2-4]二重所有格

英語では所有格を含む冠詞相当語句(a, the , this, that, some, any, no, etc.)を二つ以上重ねることがきない。所有格を除く冠詞相当語句と所有格を連ねるときは、of+独立所有格として所有格を後回しにする。その他、次の条件がある。

①ofの後は限定された人でなければならない。
②ofの前は限定されていない人または物でなければならない。

〇an opera of /his/Verdi's/(opear に an が付き限定されていない。/his/Verdi's/は限定された人である)
/彼/ヴェルディ/のオペラ

×an opera of a composer's(a composer's は限定されていない)
〇an opera /by/of/ a composer
ある作曲家のオペラ
〇a composer's opera

×the daughter of /his/Mr. Brown's/(the daughter は限定されている)
〇the daughter of /him/Mr. Brown/
〇/his/Mr. Brown's/ daughter
/彼/ブラウンさん/の一人娘

〇a daughter of /his/Mr. Brown's/
/彼/ブラウンさん/の娘の一人

〇It is no business of yours.
それは君のしったことじゃない。

[2-4例外]/this/that/+名詞+of+独立所有格の形をとることはある。この場合の/this/that/は「例の/よく知られた/よく話題に出ている/」という意味である。

That wife of his are coming to the party.
例の彼の妻がパーティーに来ることになっている。

[2-5]所有格+own(+名詞)

上の形で所有格の意味を強めることができる。

We all have our own defects, and we sometimes have to face our own.
わたしたちの誰もがそれぞれの欠点をもっており、ときにはそれぞれのものに直面する必要がある。

上の例文でもし own がなければ、欠点がそれぞれ個人の欠点ではなく、人間全般の欠点ととられかねない。二番目の our own の後では自明な名詞 defects が省略されている。このとき our own は代名詞ともとれる。

We cannot separate its safety from our own.
私たちはその安全を私たち自身のものと切り離すことができない。

上の例文では our own の後で safety が省略されている。

[2-5-1]名詞+of+所有格+own の二重所有格の形をとることもできる。

We sometimes have to face some defects of our own.
わたしたちはときにはそれぞれの欠点のうちのいくつかに直面する必要がある。

上の上の例文との違いは欠点のすべてに直面する必要があるとは言ってないことにおいてである。

[3]総称の人称代名詞

[3]総称の人称代名詞としては、we, you, they, one が可能である。

[3-1] one が総称として使われるのは格式体で古風で稀である。英では one は one で受け、米では his で受ける。

One often fails to see /one's(英)/his(米)/ own mistakes.
人は自分の間違いを見落とすことが多い。

[3-1-1]"I"の婉曲表現としての、one もある。これは総称ではない。

One let it pass, for one doesn't want to seem mean.
私は意地悪と思われたくないから、見逃してやった。

[3-2] they は話し手と聞き手を除外する。だから、本当の一般の人間ではなく、他の国民、関係者、当局、権威、専門家、マスコミ…など曖昧だがある程度、限定される。

They say prices will increase.(専門家)
物価が上がるそうだ。

They speak Spanish in Cuba.(キューバ人)
キューバではスペイン語が話されている。

Why don't they pay nurses enough?(病院経営者)
何故、看護師に十分な給与が支払われないのだろう。

They're mending the road there.(当局)
そこでは道路の修理が行われている。

[3-3] you は話し手を除外するが、「私は別だ」ということを強調するわけだは全くない。

You cannot eat your cake and have it too.(諺)
消費すれば所有することはできない。

[3-4] we は総称として親しみやすく、話し言葉でよく用いられるが、以下のように宣言、憲章、憲法などでも用いられる。

We the Peoples of the United Nations Determined
to save succeeding generations from the scourge of war, which twice in our lifetime has brought untold sorrow to mankind, and ...(国連憲章前文冒頭) われら連合国の人民は、
われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、…

[4] we

[4-1]weの分類

①inclusive "we"(聞き手を含む)、②exclusive "we"(聞き手を含まない)、③royal "we"、④editorial "we", ⑤"we" involving readers, ⑥parental "we"

[4-1-1]inclusive "we"。聞き手を含む。一般に Let's の us. Shall we -? の we。

Let's enjoy ourselves, shall we?
さあ楽しもうぜ。

[4-1-2]exclusive "we"。聞き手を含まない。聞き手の許可を得るときなどに用いる。

Please let us go without you.
あなたなしで私たちだけで行かせてください。

[4-1-3]royal "we"。ヨーロッパの宮廷で君主などが I の代わりに用いた。事実上廃用。

[4-1-4]editorial "we"。新聞社の編集長などが編集者など一同を指して用いる。法人としての重みをもたせる。

[4-1-5]"we" involving readers。著者や講演者が読者や聴衆を巻き込み、共感を喚起する。

We now turn to a different problem.
では別の問題に移ります。

[4-1-6]parental "we"。患者、顧客などを巻き込み、治療、仕事などへの協力を喚起する。

Well, how are we this morning, Peter?
やあ、ピーター、今朝は調子はどう?

[5] it


[5] it の分類

外界照応
 ①事物  ②性別不明の人
 ③時間、距離、天候…などの漠然としたもの
テキスト内照応
 ③逆行照応
 ④順行照応

[5-1]外界照応で事物を表す it

It happened so quickly.
それは急に起こった。

[5-2]外界照応で性別不明の人を表す it

There's someone at the door, Go and see who it is.
誰か玄関に居る。誰か見に行って来て。

There's the doorbell. It must be Mary.
玄関のベルが鳴っている。メアリーに違いない。

[5-3]外界照応で時間、距離、天候…などの漠然としたものを表す it

It was a quarter to twelve.(時間)
12時15分前だった。

It's Sunday tomorrow.(時間)
明日は日曜日だ。

It was the first time /that/when/ such a privilege had been accorded him.(時間を指すのであって、強調構文ではない)
それはそのような特権が彼に与えられた初めてのときだった。

It's windy in Chicago.(天候)
シカゴはよく風が吹く。

It is /raining/snowing/.(天候)
/雨/雪/が降っている。

It's not far to York.(距離)
ヨークは遠くない。

How far is it to Paris.(距離)
パリまでどれくらいありますか。

It's very quiet in here.(騒音、静かさ)
ここはとても静かだ。

Do you like it here?(風土)
あなたはここが気に入りましたか。

It's all up with him.(状況全般)
彼はどうしようもない。

[5-3-1]慣用表現

[5-3-1-1]catch it:罰を受ける、叱られる

You'll catch it for breaking the window.
窓ガラスを割ってしかられるぞ。

[5-3-1-2]foot it:(長い距離を)歩く

I will foot it home.
私は歩いて家に帰ろう。

[5-3-1-3]make it:成功する、うまくやる

He couldn't make it in business.
彼は商売で成功しなかった.

Let's make a night of it.
素敵な夜にしよう。

[5-4]テキスト内照応、逆行照応の it。先行の句または節または文を受ける。

John bought a car. It's a Toyota.
ジョンは車を買った。トヨタの車だ。

[5-4-1]性をもつことが明らかでない単数可算名詞、物質名詞、抽象名詞を含む不可算名詞を受けられる。

Beauty is everywhere and it makes us happy.
美はいたるところにあり、私たちを幸せにする。

[5-4-1-1]擬人化されていない動物、性別不明または性別を記すことが不要の乳幼児、子供を受けられる。

The child is crying, isn't it?
あの子は泣いているのではありませんか。

[5-4-2]先行する文、節、句を受けられる。

Tomorrow will be fine. No one doubts it.(文を受ける)
明日は晴れだろう。誰もそれを疑わない。

Bob can't drive a car. Neither can John do it.(動詞句を受ける)
ボブは車の運転ができない。ジョンもできない。

Mary is intelligent, though she doesn't look it.(形容詞句を受ける)
メアリーは、そうは見えないが、賢い。

[5-4-3]前の疑問文を指し、間接疑問文に相当する文では it は不要である。

"Who said it?" "I don't know (×it)."
「誰がそう言ったの。」「知らない。」

[5-5]テキスト内照応、順行照応

[5-5-1]形式主語 it を用いない場合。it で受けるべき部分とそれ以外を比較して、それ以外が比較的長い場合。

That Ruth would be on time could hardly be expected.
ルースが間に合うことはほとんど期待できなかった。

[5-5-2]形式主語 it が受けるものは?

①通常の名詞句
②to不定詞
③動名詞
④that節
⑤wh節

[5-5-2-1]通常の名詞句

It is the ideal place in which to think, a railway carriage.
それは列車の中はものを考えるのに理想的な場所だ。

It is amazing the belief they have in one another.
彼らが互いに寄せている信頼は驚くべきだ。

[5-5-2-2]to不定詞

These are questions which it is difficult to explain.
これらは説明しにくい問題だ。

You don't know what it is to be poor.
君は貧乏であることがどういうものか知らない。

[5-5-2-3]動名詞。かなり略式体。難易、無意味を表す形容詞、名詞、情緒性を強調する場合に限られる。動名詞の前にコンマが置かれると容認されることが多い。

It is difficult making new friends.
新しい友達をつくることは難しい。

It is nice being with you.
あなたと一緒にいると楽しい。

It is no use his apologizing.
彼が謝っても無駄です。

It was so easy being with him.
彼と一緒に居ると気楽だった。

It is a hobby of hers to collect stamps.
×It is a hobby of hers collecting stamps.
切手集めは彼女の趣味の一つです。

It would be surprising, your being able to find a new job.
君に新しい仕事が見つかったら驚きだろう。

It's tough being a man.
男はつらいよ。

[5-5-2-4]that-clause

[5-5-2-4-1]It isが省略されることがある。

Small wonder that he decided to take no part in the debate.
彼がその議論に参加しないことに決めたことは大きな驚きではない。

[5-5-2-4-2]主観的判断であることを敢えて示す場合、感情を敢えて込める場合は、should を用いることがある。そうでなければ、直接法を用いる。

It's a pity that you should have to go home so soon.
あなたがすぐに帰宅しなければならないことが残念です。

[5-5-2-4-3]It is necessary that- などの広義の命令表現では、アメリカ英語では仮定法現在(動詞の原型)、イギリス英語では should を用いる。

It is necessary /for him to prepare for the worst/that he (should) prepare for the worst.
彼は最悪の事態に備えておく必要がある。

[5-5-2-5]wh-clause

It is still a mystery why he killed himself.
彼が何故自殺したかいまだ謎だ。

[5-5-3]形式目的語の it が受けうるもの。形式主語と異なり、以下のとき、形式目的語 it が義務的に用いられる。

①to不定詞
②動名詞
③that節
④wh節
⑤if節(④疑問詞節と異なり、仮定の接続詞 if)
⑥when節(④と異なり、時の接続詞 when

He felt it his duty to visit her in hospital.①
彼は彼女を見舞うのは自分の義務だと感じた。

I thought it pointless starting before eight o'clock.②
8時前に発つのは意味がないと思った。

I can't help it if you think I'm odd.⑤
君が僕のことを変人だと思っても僕はどうしようもない。

I'd consider it a compliment if you accepted.⑤
お受けいただければ光栄です。

She hated it when her mother acted like that.⑥
彼女は母親がそのように振る舞うのが嫌いだった。

[5-5-3-1]小節の中の主語(従来のSVOC文型のO)を it で受けられるだけでなく、SVO文型のOそのものを受けうる。その場合、it は the fact, the case などと書き換えられることがある。

I will leave it to you to decide.
私は決定を君に任せる。

I don't like it that you were there.(it は the fact に書き換えられる)
私は君がそこにいたのが気に入らない。

She loved it that he made all the decisions.(it は the fact に書き換えられる)
彼女は彼が何でも決定してくれるのが有り難かった。

I can't help it if you think I'm odd.(it は the case に書き換えられる)
君が僕のことを変人だと思っても僕はどうしようもない。

She hated it when her mother acted like that.(it は the case に書き換えられる)
彼女は母親がそのように振る舞うのが嫌いだった。

Depend upon it, the book will be a best-seller.
間違いなく、その本はベストセラーになる。

The fact that Marie fears flies amuses me.=
The fact amuses me that Marie fears flies.=
It amuses me that Marie fears flies.
マリーがハエを怖がるのが面白い。

[5-5-4]強調構文において、It is X that節の形でthat節の中の主語、動詞の目的語、前置詞の目的語、副詞句、副詞節をXとして強調することができる。Xは新情報である。新情報を前方において強調する形である。

John broke the window with a stone yesterday.→
ジョンは昨日、石でその窓を割った。
It was John /that/who/ broke the window with a stone yesterday.(主語)
It was the window that John broke with a stone yesterday.(動詞の目的語)
It was with a stone that John broke the window yesterday.(副詞句)
It was yesterday that John broke the window with a stone.(副詞句)

It was when I was in Berlin that I first met her.(副詞節)
彼女と初めて会ったのは私がベルリンに居たときだった。

[5-5-4-1]強調するものが人であるとき who を用いることも可能である。

It is /I/me/ who am to blame.
悪いのは私です。

It was the doctor who she married.
彼女が結婚したのはその医者だった。

[5-5-4-2]すべての場合で/that/who/は省略されえる。

It is I (/that/who/) am to blame.
悪いのは私です。
[5-5-4-3]疑問詞も強調されえる。

Who is it that is to blame?
悪いのは誰だ。

[5-5-5]慣用句

[5-5-5-1]Depending upon it, 節「きっと」

Depend upon it, the book will be a best-seller.
その本は間違いなくベストセラーになる。

[5-5-5-2]See to it that節「気を付けて~する」

See to it that this doesn't happen again.
こんなことが二度と起こらぬよう気をつけなさい。

[6]再帰代名詞

[6-1]再帰代名詞の分類

単数複数
一人称myselfourselves
二人称yourselfyourselves
三人称himself
herself
itself
themselves

[6-1-1]代名詞所有格+形容詞+self(selves)の形も可能であり、文字通り「~な自己」を意味する。

My mother gave her whole self to her job.
母は仕事に自分のすべてを捧げていた。

Her father was /his/×him/ usual discreet self.
彼女の父親はいつもの慎重な彼だった。

[6-2]再帰代名詞の用法の分類

再帰用法
 再帰動詞において(再帰代名詞の使用が義務的である)
 準再帰動詞(再帰代名詞を省略して自動詞化できる)
 一般の動詞において(自己を意味する)
強意用法

[6-2-1]再帰用法。主語と動詞の目的語または前置詞の目的語、または、動詞または前置詞の目的語と別のそれらが同一である場合の用法。

[6-2-1-1]再帰動詞において、再帰代名詞の使用が義務的である。

You should avail yourself of every chance to improve your English.
あなたは英語力を伸ばすあらゆる機会を利用するべきだ。

I betook myself to London.
私はロンドンに行った。

He absented himself from the meeting.
彼はその会合を欠席した。

He prides himself on his driving skill.
彼は自分の運転技術を自慢している。

[6-2-1-2]準再帰動詞において、再帰代名詞を省略して自動詞化することが可能である。

Behave (yourself) now!
さあ、行儀よくしなさい。

I won't oversleep (myself).
私は寝過ごさないつもりだ。

adjust the seat to one's height
自分の座高に合うように座席を調節する

adjust (oneself) to one's new way of life
新しい生活様式に慣れる

prepare (oneself) for (to accept) defeat
敗北の覚悟をする(~を受け入れる心の準備をする)

[6-2-1-3]上のような特殊な動詞ではなく、一般の動詞において、他動詞の目的語または前置詞の目的語になる。このとき、
①先行詞と再帰代名詞は同一の単文または節(小節(補部)を含む)の中になければならない。
②先行詞が先行しなければならない。

John talked to Mary about /himself/herself/.(単文の中で主語と前置詞の目的語または前置詞の目的語と別の前置詞の目的語が同一)
ジョンはメアリーに/自分のこと/彼女のこと/を話した。

John thought that Mary admired /herself/×her/×himself/.
ジョンはメアリーがうぬぼれていると思った。(that節の中で主語と動詞の目的語が同一)

John thought that Mary admired /him/×himself/.(that節の中で主語と動詞の目的語が同一でない)
ジョンはメアリーが彼のことを敬愛していると思った。

John wanted Mary to wash /herself/×her/×himself/.(Mary to wash herself が小節であり、小節の中で主語と動詞の目的語が同一)
ジョンはメアリーに彼女の手を洗って欲しかった。

John wanted Mary to wash /him/×himself/.(小節の中で主語と動詞の目的語が同一でない)
ジョンはメアリーに彼の手を洗って欲しかった。

〇John shaved himself.(先行詞が再帰代名詞より前にある)
×Himself was shaved by John.(先行詞が再帰代名詞より前にない)
ジョンは髭を剃った。
John seemed to Mary to admire /himself/×him/×herself/. (John admired himselfを一つの節と見なせるので himself のみが文法的)
ジョンはうぬぼれているようにメアリーには思われた。

[6-2-1-3-1]他動詞の目的語であり、主語と目的語が同一であるときは再帰代名詞を使用しなければならない。そうでないと、指すものが別人になる。

John saw /himself/×him/ in the mirror.(himではJohn以外の男性を見たことになる)
ジョンは鏡に映る自分を見た。

[6-2-1-3-1例外]だが、I→me, you→you, など誤解の生じようのないときは普通の代名詞を用いることがある。

Like a bridge over troubled water. I will lay me down.(Simon & Garfunkel)
荒れた水の上に架かる橋のように。私は横たわって君を渡そう。

[6-2-1-3-2]前置詞の目的語であるとき

[6-2-1-3-2-1]再帰代名詞が義務的に用いられる場合。①句動詞の目的語。②動詞的名詞の補部。③前置詞が目的、方向を表すとき。④場所などを表す前置詞が比喩的で心的機能を表すとき。

She can look after herself.①
彼女は一人暮らしができる。

I did not know what to do with myself.①
私はどうしたらいいか分からなかった。

He thinks too much of himself.①
彼は自分を高く評価し過ぎる。

Mary heard a criticism of herself.②
メアリーは自分に対する批判を耳にした。

John gave Mary a photograph of /himself/herself/.②
ジョンはメアリーに/自分/彼女/の写真をあげた。

I kept it for myself.③
私はそれを自分のために取って置いた。

Mary was talking to herself.③
メアリーは独り言を言っていた。

He aimed the gun at himself.③
彼は自分に銃を向けた。

Mary was beside herself with rage.④
メアリーは怒りで我を忘れていた。

He winced within himself.④
彼は心の中でひるんだ。

[6-2-1-3-2-2]再帰代名詞ではなく普通の代名詞を用いる場合。動詞が静止動詞で前置詞が場所を表す。より詳しく言うと、動詞が静止動詞でSVOA型でAが場所を表す前置詞句で、その前置詞の目的語がSと一致するとき。静止動詞でないときは両方可能。

Have you any money on you?
おカネの持ち合わせがありますか。

She had her fiance besides her.
彼女は婚約者をそばにはべらせていた。

We have the whole day before us.
これからまる一日ある。

I drove the flies away from /me/myself/.
私はハエを追い払った。

John saw a snake near him.
ジョンは近くで蛇を見かけた。

[6-2-1-3-2-3]再帰代名詞、代名詞のどちらも可能な場合。動詞が運動の動詞で前置詞が場所を表す。

I pulled the covers over /me/myself/.
私はカバーを体の上に引き寄せた。

I tied the rope around /me/myself/.
私はロープを体に巻き付けた。

I drove the flies away from /me/myself/.
私はハエを体から追い払った。

[6-2-2]強意用法 [6-2-2-1]主語を強調する場合。主語の後または中位または文末

I myself have never been there.(主語の後)
I have never myself been there.(中位で否定語の後)
I've never been there myself.(文末)
私自身はそこへ行ったことが一度もない。

[6-2-2-2]目的語、補語を強調する場合。それらの後

I spoke to the manager himself.(目的語の後)
私は支配人自身と話した。

She was kindness itself.(補語の後)
彼女は親切そのものだ。

[6-3]慣用的表現

[6-3-1]以下の動詞は動詞+to oneself で「一人で~する」を意味する。

talk, speak, mutter,
sing,
laugh, smile, chucle,
frown,

それに対して、say to oneselfは「心の中で思う」「自分に言い聞かせる」を意味する。

[6-3-2] by oneself の by は「~のそばに」の意味であり、by oneself で「自分のそばに」→「ひとりぼっちで」「独力で」の意味になる。

The old man lives (all) by himself.
その老人は(まったくの)ひとり暮らしです。

I did the whole of the work by myself.
私はその仕事を全部自分でやった.

[6-3-3] for oneself の for は「~のために」の意味であり、for oneself で「そのもののために」「自分のためになるように独力で」の意味になる。

That is your problem. You have to figure out how to solve it for yourself.
それはあなたの問題です。独力でどう解決するかを見つけ出さなければなりません。

I want to be able to do things for myself by myself. 私は自分のことを自分でできるようになりたい。

He values labor for itself.
彼は労働そのものに価値をおく。

[6-3-4] of oneself の of は「~から」の意味であり、of oneself で「ひとりでに」「自ずと」を意味する。だが、古語であり、現代では by oneself を用いる。つまり、by oneself には「ひとりでに」「自ずと」の意味もある。

The bleeding stopped by itself.
出血は自ずと止まった.

[7]指示代名詞

[7-1]外界照応の this, these, that, those

[7-1-1]現実世界の話し手の縄張り、聞き手の縄張り、それらの外を指す。物質的身体的空間的縄張り(例えば、実際に手に持っている)だけでなく、心理的縄張りにおいても以下のことが言える。

話し手聞き手それらの外
日本語これ、これらそれ、それらあれ、あれら
英語this, thesethat, thosethat, those

つまり、日本語の「それ」と「あれ」の区別は英語にはない。

This is Betty, Mum.(話し手の領域→this)
もしもし、ベティだよ。お母さん。

Give me that filthy lollipop, Marvin! Don't put it in your mouth.(聞き手の領域→that)
その汚いキャンディーをよこしなさい、マービン。それを口に入れてはいけません。

Don't talk to your mother like that, Herbert.(聞き手の領域→that)
お母さんに向かってそんな口のきき方をするものではありません、ハーバート。

That is the Statue of Liberty over there.(話し手、聞き手の外→that)
あちらに見えますのが自由の女神像でございます。

The bell rang. "That's her," they said with one voice.(話し手、聞き手の外→that)
ベルが鳴った。彼らは一斉に「あれは彼女だ」と言った。

I used to enjoy those enormous hotel breakfasts.(話し手、聞き手の外→those)
かつて私はあの盛りだくさんのホテルの朝食を楽しんだものだ。

That Bach had genius.(話し手、聞き手の外→that)
あのバッハは天才だった。

[7-1-2]感情中立的な語句を修飾するときは that は嫌悪を込めることがある。既に感情のこもった語句を修飾するときはthisもthatもそれ以上の感情を込めない。これらのときでも、this, these は話し手の縄張り、that,those はそれらの外。

Janet is coming. I hope she doesn't bring that husband of hers.(husband は感情中立的→嫌悪を込める)
ジャネットがやってくる。彼女があの夫を連れて来なければいいが。

He took it, said, "What's that?" and threw it away.(嫌悪を込める。ともに手に取っているが心理的縄張りに入れていない。)
彼はそれを取り、「何だこれは」と言ってそれを投げ捨てた。

this broad land of ours.(broad land は既に陽性感情がこもっている。その国土に立っているとともに、心理的縄張りにも入れている)
この広大なわが国

These inexperienced maids are always breaking dishes.(inexperienced maids は既に陰性感情がこもっている。だが、心理的縄張りに入れている)
この不慣れなメイドたちはいつも皿を割っている。

I hate that Johnson boy.(Johnson boy は感情中立的→嫌悪を込める)
あのジョンソンというやつは嫌いだ。

Take that! (自分の拳であっても、相手の縄張りに移して嫌悪を込めようとしている)
(人を殴るときに)これでもくらえ。

[7-1-3]電話での自分と相手の指し方

自分相手
thisthat
thisthis>that

つまり、英では話し相手の位置に重点を置き、米では声の聞こえて来るスピーカーに重点を置いている。 Hello. This is Mary. Is that Ruth?(英)
もしもし、メアリーですが、ルースさんですか。

"Hello? Is this Tracy Whitner?" "Who is this?"(米)
「もしもし、トレーシー・フォイットナーさんですか」「どなたですか」

[7-1-4]初出のものに this を用いることがある。これは話し手が既に心理的縄張りに入れており、無意識的に眼前にあるかのように生き生きと描写しようとしているからである。

I was walking along the street when this girl came up to me.
私が通りを歩いていると、これからお話しする女の子が近づいてきました。
[7-2]テキスト内照応の指示代名詞。指示するもの。句、節、文、動詞句、形容詞句などを指す。

I knew there was a snake in the room, but that was not what worried me.(節 there was a snake in the room を指す)
部屋の中に蛇がいたのを知っていたが、それは私が悩んでいることではなかった。

"You are awfully strong." "I am that."(形容詞句 awfully strongを指す)
「君は凄く強い」「そうだよ」

[7-2-1] this と that の使い分けが絶対的である場合。会話で自分の言ったことの全体または部分は this で、相手の言ったことの全体またが部分は that で指示する。

"There seems to have been a great deal of sheer carelessness. This is what I can't understand."
「全くの不注意がたくさんあったようだ。これが私が理解できないところだ。」

"There seems have been a great deal of sheer carelessness." "Yes, that's what I can't understand."
「全くの不注意がたくさんあったようだ。」「うん。それが私が理解できないところだ。」

[7-2-2]逆行照応と順行照応。thisは逆行照応と順行照応がありえる。thatは逆行照応のみ。

He abhorred fanaticism. In this he truly mirrored the spirit of the Victorian Era.(逆行照応)
彼は熱狂を嫌悪していた。この点で、彼は真にビクトリア王朝の精神を反映していた。

And this I warn you: take no hand or part in burying him.(順行照応)
そしてこのことを警告する。彼の埋葬に一切係るな。

[7-2-3]名詞の反復を避ける that, those。the+前出の名詞句を指す。of -, 関係代名詞節などの修飾語句を伴う。可算名詞単数形または不可算名詞は that で受け、可算名詞複数形は those で受ける。前出の名詞句には the が付いていなくてもよい。

The area of the USA is larger than that of Brazil.
アメリカ合衆国の面積はブラジルのそれより大きい。

The finest wines are those from France.
最高のワインはフランス産のそれらだ。

A fence divided his garden from that of the next house.
柵が彼の庭と隣の家の庭を仕切っていた。

We cannot endure such inequalities as that which exists among them.
私たちは彼らの間に存在するような不平等には耐えられない。

[7-2-3-1]the+名詞の代用とな るthat, those のうち that は人を代用できない。

The blond girl I saw was older than /the one/×that/ you were dancing with.
私が見たブロンドの女の子は君がダンスしていたのより年上だった。

The blond girls I saw were older than those you were dancing with.
私が見たブロンドの女の子たちは君がダンスしていた女の子たちより年上だった。

[7-2-4]前の節の反復を避ける that

I must consult him, and that at once.
彼に相談しなければならない。それもすぐに。

[7-3-1]those+修飾語句で、前述の限定された人々ではなく、一般の「~の人々」を指すことがある。

Be kind to those around you.
周りの人々に優しくしなさい。

There are those who believe it, though others are skeptical.
それを信じる人もいれば懐疑的な人もいる。

[7-3-2]関係代名詞と相関的に用いる that, those。that which, those whichは物について用いる。古風でありwhatが普通である。that whoはない。those whoはあり、前述のとおり「~の人々」を指す。

That which you told me to do I did.
せよとあなたに言われたことを私はした。

All those boys whose parents are living abroad will spend summer holidays with friends.
両親が外国で暮らしている少年たちは皆、夏休みを友達と暮らすだろう。

He had that in his eyes which forbade further trifling.
彼の目にはそれ以上いいかげんにあしらうことを許さないものがあった。

[7-3-3]形容詞用法の that, those が関係代名詞と相関的に用いられることもある。この場合も /that/those/ 名詞 which は物を指し、that 名詞 who はなく、those 名詞 who は人々を指す。

I keep only those books at hand which I want to read again.
私はもう一度読みたい本だけ手元に置いておく。

The future of a nation depends upon those young people who are sound in mind and body.
国の未来は心身ともに健全な若者にかかっている。

[7-4] this, that で後者、前者。古語である。

Health is above wealth, for this cannot give so much happiness as that.
健康は富に勝る。何故なら、後者は前者ほどの幸せをもたらさないから。

[7-5]副詞の this, that は so, such と等しい。

The table's about this high and this wide.
そのテーブルは高さも幅もこんなにある.

[7-5-1]疑問文、否定文で「あまりない」= not very を表す。

He isn't (all) that rich.
彼はあまり裕福ではない。

[7-5-2]接続詞 that と相関する that。これは古語または方言である。=so, such。

I'm that hungry I could eat a dog.
私は空腹で犬も食えそうだ。

He blushed to that degree that I felt quite shy.
彼がひどく赤面したので、私も恥ずかしくなった。

[7-6]慣用句

[7-6-1]this and thatで「あれこれ」「いろいろ」。

He went to /this doctor and that/this and that doctor/.
彼はいろんな医者に診てもらった。

[7-6-2]慣用的に that を用いることが定着している表現は、

..., that is (to say), .... すなわち、つまり
That is that. 言いたいのはそれだけだ。
That is it.  (最善策などは)ああ、それだ。
That is because ....  その理由は~だ。

など多数ある。

[8]one

[8]単独、または後位修飾語付きでは a+可算名詞の代用をし、前位修飾語付きでは可算名詞の代用をする。物も人も代用する。

I've lost my pen, so I must buy /one (a pen)/×it/.
ペンをなくしたので、買わなければならない。

"I've lost my pen." "Here /is one (a pen)/it is/."
「私はペンをなくした」「ここに/別のがあるけどね/あるよ/」

I am looking for a flat. I'd like one with a garden.(後位修飾語付き)
フラットを探している。庭付きがいいね。

I'd like a small one with a garden.(前位修飾語付き)
庭付きの小さいのがいいね。

He was a bachelor and was likely to remain one.(人を代用)
彼は独り者で、独り者で通しそうだった。

The year has been one of political unrest.(後位修飾語付き) その年は政治不安の年だった。

[8-1] one を用いることができない場合 [8-1-1]不可算名詞は指さない。

He likes white wine better than red (×one).
彼は赤ワインより白ワインののほうが好きだ。

[8-1-2]代名詞と名詞の所有格の後では用いられない。独立所有格を用いる。ただし、所有格+形容詞+oneは可能。

My house is smaller than Robert's.
私の家はロバートの家より小さい。

My house is smaller than Robert's expensive one.
私の家はロバートの高価な家より小さい。

[8-1-3]基数詞の後では用いられない。ただし、基数詞+形容詞+one は可能。

He has three rabbits and I have only two (×ones).
彼はウサギを三匹かっているが、私は二匹だけかっている。

[8-1-4] pairの代わりはできない。

This pair of shoes /is/×are/ not mine. Mine is that new /pair/×one/.
この靴は私のではありません。私のはあの新しい靴です。

[9]so, such, thus, the same

[9-1] so が代用するものは、形容詞句、叙述名詞句(fool など)、副詞句、節である。
Prices at present are reasonably stable, and will probably remain so.(形容詞句)
現在の物価はほどよく安定している、今後もたぶんそうだろう。

If he's a criminal, it's his parents who have made him so.(叙述名詞句)
彼が犯罪者だとしたら彼をそうしたのは両親だ。

Mary searched the big room very carefully and the small one less so.(副詞句)
メアリーは大きな部屋を注意深く捜したが、小さい部屋はさほど探さなかった。

"Has John failed?" /"I think so."/"I think not."/(節)
「ジョンは失敗したのか。」/「そう思う。」/「そうでないと思う。」/

"Are you really coming?" "I told you so."(節)
「本当に来るんですか。」「そう言ったでしょう。」

"Will he succeed? " "I hope so." "I'm afraid not."(節)
「彼は成功するだろうか。」「そう思う。」「成功しないと思う。」

(途中) [9-1-1]肯定の節をsoが代用し、否定の節を not または not - so が代用する動詞。think, suppose, be afraid, appear, assume, expect, fancy, imagine, presume, seem, tell, understand

[9-1-2]肯定の節をsoが代用し、否定の節を not だけが代用する動詞。hope。
"Is it going to rain?" "I hope not." ×I don't hope so.
「雨になりそうですか。」「降らないでほしい。」

[9-1-3]肯定の節をsoが代用し、否定の節を not - so だけが代用する動詞。claim, declare, say, state, tell

"Did she tell you that she was coming to the party?"
"Yes. She told me so." "No. She didn't told me so."
「彼女はパーティーに来ると言いましたか」
「はい、そういいました。「いいえそうは言いませんでした。」

[9-1-4]節をsoで代用し、soを文頭に回すことがあり、そのとき主語が名詞なら倒置を起こし、代名詞なら倒置を起こさない動詞。

appear, seem, say
"Is there life on Mars?" "So it /appears/seems/."
「火星には生物がいますか。」「そのようです。」

"Mary is a pretty girl." "So say all my friends." 「メアリーはかわいい。」「友達もみんなそう言っている。」

[9-1-5]節をsoで代用し、soを必ず文頭に回し、倒置については同上である動詞。see, hear, gather, notice

"Is it raining outside?" "So I see."
「外は雨ですか。」「そのようです。」

[9-1-6]節を代用するsoとitの違い。節の内容が真であるという態度を明確にするにはitを用い、そうでないならsoを用いる。

She asserts that he is innocent, and I assert it too.
彼女は彼が無実だと主張している、私もそうだと主張する。

[9-2]such が代用するものは、一般の名詞句だけでなく一般の句、節、文である。代名詞としても名詞修飾語としても機能する。

I may have offended, but such was not my intention.(代名詞として機能、節を代用する)
怒らせたかもしれないが、それは私の意図するところではなかった。

He is a friend and I treat him as such.(代名詞として機能、名詞句を代用)
彼は友人であり、私は友人として扱う。

[9-2-1]名詞修飾語としては可算名詞単数形も可算名詞複数形も不可算名詞も修飾する。

Don't be in such a hurry.(可算名詞単数形)
そんなに急ぐな。

He cannot come too often, he gives such pleasure.(不可算名詞)
彼なら何回来てもいい。それほど楽しいんだ。

[9-2-2]such と併用可能な代名詞または不定数詞。some, other, no が併用可能で、some such accidents, other such men, no such thing の語順をとる。

There is no such thing as a miracle.
奇跡なんて存在しない。

[9-2-3] as と相関することが多い。

Such poets as Keats are rare.
キーツのような詩人はまれだ。

You may use my car, such as it is.
こんなものだが、ぼくの車を使ってもいいよ。

[9-2-4] as to不定詞、that 節と相関することがある。

His indifference is such as to make one despair.
彼の無関心は人を絶望させるほどのものだ。

/His behavior was such/Such was his behavior/ that everyone disliked him.
彼の振る舞いはひどかったので、皆が彼を嫌った。

[9-3] thus が代用するものは、副詞句のみであ。

He sold his car and used the money thus obtained to fly to Rio.
彼は車を売って,それで得たお金をリオデジャネイロへの飛行機代にした。

[9-4] the same が代用するのは、名詞句、形容詞句、副詞句である。
"Can I have a cup of black coffee with sugar?" "Give me the same."(名詞句)
「砂糖入りのブラックコーヒーをもらえますか」「私にも同じものをください」

They all started shouting. So I did the same.(名詞句)
皆、叫び始めた。そこで、私も同じようにした。

The soup smelled delicious, and the turkey smelled the same.(副詞句)
スープがおいしそうな臭いがした。七面鳥もおいしそうな臭いがした。

[10] do so, do it, do this, do that, do the same

[10-1] do so。前の動詞句の全体または部分を代用する。

John ate beans with a fork, and Mary did so with a spoon.(前の動詞句の部分 eat beans を代用)
ジョンはフォークで豆を食べ、メアリーはスプーンでそうした。

[10-2]so I doとso do Iの違い。前者は「そのとおり」、後者は「~もそうする」。

"Sally is a nice girl." "So she is."
「サリーはいい子だ」「そのとおり」

"I'm hungry." "So am I."
「お腹が空いた」「私もだ」

[10-3] do so と do it の違い。同一の行為では do it が好まれ、同様の行為では do so が好まれる。

Martin is painting the house. I'm told he does it every four years.
マーチンが家にペンキを塗っている。四年ごとにそうするんだって。

Martin is painting the house. I'm told this is because his neighbor did so last year.
マーチンが家にペンキを塗っている。それはただお隣さんが去年にそうしたからだそうだ。

[10-4] do it と do thatの違い。後者には直示性があり、感情がこもる。

Are you trying to light the stove with a match. I wouldn't do that.
マッチでストーブを着けようとしているのか。ぼくならそんなことはしない。

[10-5]do so, do it, do thatが用いられない場合。それらは意図的行為に用いられるので、think, own, like, rememberなどの状態動詞や自発的な動作動詞には用いられない。

They think Jack's wrong, and I do too.
彼らはジャックが間違っていると思っている。私もそうだ。

一歩先を行く英文法トップページ   COPYRIGHT(C)2000 OUR-EXISTENCE.NET ALL RIGHTS RESERVED