COPYRIGHT(C)2000 OUR-EXISTENCE.NET ALL RIGHTS RESERVED   一歩先を行く英文法トップページ

動詞

[1]動詞の活用

[1-1]過去形・過去分詞の規則変化

[1-1-1]綴り方

①普通は ed を付ける。
② e で終わる語には d だけを付ける。
③子音字+y で終わる語では y を i に変えて ed を付ける。 ④一音節語または二音節以上で最後の音節にアクセントのある語で、一つの短母音字+1つの子音字で終わる語にはその子音字を重ねて ed を付ける。特に r で終わる語に注意。

blur→blurred, stir→stirred

⑤一つの母音字+l で終わる語について、短母音であるなしに係らず、また、アクセントのあるなしに係らず、英では l を重ねる。米では l を重ねない。

travel → travelled(英)、traveled(米)
control → controlled(英)、controled(米)

⑥ c で終わる語には k を加えて ed を付ける。

mimic → mimicked

[1-1-2]発音

① d 以外の有声音で終わる語では d と発音する。
② t 以外の無声音で終わる語では t と発音する。
③ d, t で終わる語では id と発音する。

[1-2]過去形過去分詞の不規則変化

[1-2-1]過去分詞の got と gotten について。

持っているという意味の have got と 義務などを表す助動詞としての have got to を除いて、米略式体では be gotten, have gotten などが用いられることがある。

What has /got/gotten/ into her?
どうして彼女はそんなふるまいをしたのだろう。

[1-3] ing の付け方(現在分詞、動名詞の作り方)

①普通は ing を付けるだけ。
②発音しない e で終わる語では、e を取り除いて ing を付ける。
③一音節の語または二音節以上で最後の音節にアクセントがある語で、短母音字+子音で終わる語では、その子音を重ねて ing を付ける。特に r で終わる語に注意。

occur → occurring
refer → referring

④一つの母音字+l で終わる語について、短母音であるなしに係らず、また、アクセントのあるなしに係らず、英では l を重ねる。米では l を重ねない。

travel → travelling(英)、traveling(米)
control → controlling(英)、controling(米)

⑤ c で終わる語には k を加えて ing を付ける。

mimic → mimicking

[2]SV文型・SVA文型の動詞

[2-1]SV文型をとる動詞は目的語も補語も付加部(不可欠な動詞の修飾語)もとらない自動詞である。目的語、補語、付加部を「補部」と呼ぶことにする。

[2-1-1]動詞自体の意味が豊富で手段、目的などを含み補部を必要としないものと、本来それらをとっていたが、なんらかの形で欠落したものがある。以下に後者について説明する。

[2-1-1-1]代表的な補部が省略されたもの。多数ある。

Let's do the dishes. I'll wash and you dry (them).
皿洗いをしましょう。私が洗うから君は乾かしてくれ。

The coat doesn't fit (me/you).
そのコートは合わない。

I don't drink.
私は酒を飲まない。

He teaches.
彼は教師だ。

He writes.
彼は作家だ。

She can cook and sew.
彼女は料理も裁縫もできる。

[2-1-1-2]再帰代名詞が省略されたもの

I'm shaving (myself).
私はひげを剃っているところだ。

They are dressing (themselves).
彼らは服を着ている。

[2-1-1-3] 本来の目的語が主語になったもの

The magazine won't sell.
その本は売れないだろう。

[2-1-1-4]本来の補語が主語になったもの

It seems that he was mistaken.
彼は間違っていたらしい。

[2-2]SVA文型をとる動詞。Aは付加部であり、それを省略すると文が意味を成さない文の要素である。例えば、「住んでいる」という意味の live は住む所を記載した付加部がなければ意味を成さない。また、着くという意味の get は着く所を記載した付加部がなければ意味を成さない。

×He live.→
〇He live in San Francisco.
彼はサンフランシスコに住んでいる。

×You can't get from here.
〇You can't get /to the place/there/ from here.
ここからはそこへは行けません。

ちなみに、上の例文では/to the place/there/は付加部。from here は省略可能な単純修飾語である。

〇You can't get /to the place/there/.
そこへは行けません。

[2-2-1]「~に手紙を書く」には英米の違いがある。

米 write O
英 write to ~

[3]SVC文型をとる動詞

[3]以下のように分類できる。

①状態動詞であり、現在の状態を表す動詞
②知覚動詞、感覚動詞
③変化の結果を表す動詞。

[3-1]①状態動詞であり、現在の状態を表す。VとCの間に to be は入らない。Cが名詞句でも入らない。

be, continue, keep, remain, stay

She remained (×to be) a widow for the rest of her life.
彼女はその後もずっと未亡人で通した。

He stayed (×to be) a student all his life.
彼は一生、研究者で通した。

[3-2]知覚動詞、感覚動詞。以下に分類される。

①知覚動詞。SVC型。Sは知覚される対象、Cは知覚内容を表す。知覚する主体は話し手である。appear, seem, look, sound, feel
②感覚動詞。SVC型。Sは感覚される対象、Cは感覚内容を表す。感覚する主体は話し手である。feel, smell, taste
以下はSVO文型であるがここで説明する。
③感覚動詞。SVO型。Sは感覚する主体、Oは感覚される対象または感覚内容を表す。feel

[3-2-1]①知覚動詞。SVC型。Sは知覚される対象、Cは知覚内容を表す。知覚する主体は話し手である。appear, seem, look, sound, feel。以下の形がある。

上の①のうち seem, appear は以下の(1)(2)(3)(4)(5)の形をとりえ、look, sound, feel は(1)(2)(3)(4)の形をとりえる。
(1)SV (to be) /形容詞句/現在分詞/過去分詞/名詞句/
(2)SV like 名詞句
(3)SV /like/as if/as though/ 節

以下の it は節を受ける形式主語であり、以下はSVC文型ではなく、SV文型であるが、ここで説明する。

(4)It V /like/as if/as though/ 節
(5)It V that 節

(5)It V that 節の形をとりえるのは seem, appear のみだが、それらのうち It seems は文中、文末に移動しえる。

He is sick, it seems.(5)
彼は病気であるらしい。

It seems to be raining outside.((1)型。 to be 現在分詞→進行形。)
外は雨が降っているようだ。

上の文の it は形式主語の it ではなく、天候を表す it であって、形式主語ではない。従ってSVC文型である。

The teacher seems to be respected by the boys.((1)型。 to be 過去分詞→受動態)
その教師は男子に尊敬されているようだ。

It looks /like rain/like it's going to rain/as if it's going to rain/as though it's going to rain/.((2)(4))
雨が降りそうだ。

上の文の it looks as if の it は形式主語の it である。だから、これはSVC文型ではなく、SV文型である。

It looks to me like (it is) a toy house.((2)(4))
それは私にはおもちゃの家に見える。

上の文で it is が入ればSV文型であり、なければSVC文型である。

It looks like he's a good guy.((4))
彼はいいやつのようだ。

/It/I/ seemed as if I would die. ((3)(4))
死ぬかと思ったほどだった。

上の文で先頭に It が来ればSV文型であり、I が来ればSVC文型である。また、上の文のように非現実を表すには仮定法過去・過去完了を用いる。

It felt as though they had already won the Quidditch Cup.((4))
彼らは既にクゥィディッチ杯を勝ち取ったような感じがした。

It feels good to be on vacation.((1) it は to be on vacation を受ける形式主語)
休暇をとると気分がいい。

It feels like rain.((2)it は天候などを表し、形式主語ではない)
雨が降りそうだ。

This wallet feels like leather.((2))
この財布は革のような感触がする。

Her head felt as if it would burst.((3))
彼女は頭が割れそうな感じがした。

[3-2-1-1]appear, seem, look, sound, feel の意味的違い。

appear は具体的知覚、seem は具体的知覚、抽象的知覚の両方を表しえるが、seem to be C の形では具体的知覚を表すことが多い。look は視覚的具体的知覚、sound は聴覚的具体的知覚または抽象的知覚を表す。look は特に顔つきを表すが、空模様などにも用いる。sound は声や言葉の調子を表すが、抽象的知覚も表す。feel は具体的感覚、抽象的知覚の両方を表しえるが、具体的感覚を表すものは後述する感覚動詞に分類される。

Mary looked (to be) tired.(視覚的具体的知覚。顔つき)
メアリーは疲れた顔をしていた。

〇She seems a nice girl.(抽象的知覚)
×She appears a nice girl.
×She seems to be a nice girl.
彼女はいい娘だ。

〇She looks sad.(視覚的具体的知覚。顔つき)
彼女は悲しそうな顔をしている。

〇She sounds sad.(聴覚的具体的知覚。声の調子)
彼女は悲しそうな声をしている。

〇She looks pale.(視覚的具体的知覚。顔つき)
×She sounds pale.
彼女は青ざめている。

How does the idea sound to you?(抽象的知覚)
その考えをどう思いますか。

That sounds (like) a good idea.(抽象的知覚)
それは素晴らしい考えみたいだ。

It sounds as if the government is going to fall.(抽象的知覚)
政府が倒れそうだな。

The murderer seems to be Jack Jones.(具体的知覚)
人殺しはジャック・ジョーンズであるようだ。

[3-2-1-2] (1)の形で to be が入るかどうかに明確な規則はないが、以下の傾向がある。

(傾向1)Cが名詞句のとき、to be を入れる。米略式体では、like を入れる。

△He appears a fool.
〇He appears to be a fool.
〇He appears like a fool.(米略式体)
彼は馬鹿のようだ。

(傾向2)asleep, awake, などの接頭辞"a-"の付くなど、叙述用法でしか用いられない形容詞では to be が付く。

△The patient seems asleep.
〇The patient seems to be asleep.
その患者は眠っているようだ。

(傾向3)それら以外の形容詞では to be は入らない。
(傾向4)前述のとおり、seem で客観的外見を表すときは to be が入る。

[3-2-1-2-1]米略式体では SV to be 名詞句よりSV like 名詞句 が好まれる。

He appears to be a fool.→
He appears like a fool.(米略式体)
彼は馬鹿のようだ。

It seems like a good idea.
それはいい考えのようだ。

[3-2-1-3] Cを尋ねる疑問詞として、名詞句に対しては what を使い、その他に対しては how を用いる。

"What does he seem?" "He seems to be a sailor." 「彼は何に見えますか」「彼は船乗りに見えます」

"How does she seem?" "She seems tired."
「彼女はどのようですか」「彼女は疲れているようです」

[3-2-2]感覚動詞。to be は入らない。SV+like+名詞句の形をとることはある。以下に分類される。 [3-2-2-1]主語=感覚の対象。SVC型。Cは形容詞のみ。to be は入らない。具体的感覚を表す。feel, smell, taste。それぞれ、体性感覚・自律感覚、嗅覚、味覚を表す。抽象的知覚を表す feel は前述の知覚動詞に分類される。

The water feels warm.(体性感覚)
この水は暖かい。

Your hands feel cold.(体性感覚)
君の手は冷たい。

Doesn't the fish smell bad?(嗅覚)
その魚は腐った臭いがしませんか。

Does it taste sour?(味覚)
それは酸っぱいですか。

[3-2-2-2]主語=感覚する主体。SVC型。Cは形容詞、分詞、名詞句。to be は入らない。SV+like+名詞句の形をとることはある。feel。

I feel bad.(具体的感覚)
私は気分が悪い。

He felt cheated.(抽象的感覚)
彼はだまされたと感じた。

I feel such a fool.(抽象的感覚)
私は自分は大馬鹿だと思う。

You will feel better after a night's sleep.(具体的感覚)
一晩眠ればあなたは気分がよくなります。

All at once he felt like telling her the truth.
すぐに彼は彼女に真実を語りたくなった。(抽象的感覚)

I feel like a drink.(具体的感覚)
私は一杯飲みたい。

How are you feeling today?(具体的感覚)
今日は気分はどうですか。

[3-3]変化の結果を表す。進行形は「~しかけている」変化への移行を表す。

A(形容詞句)、N(名詞句)、ADV(副詞句)とする。

become /A/N/, get /A/to be N/, come A, go A, end up A, fall /A/N/, grow A, prove (to be) /A/N/, turn /A/N/, turn out /A/ADV/, turn out (to be) /A/N/, wind up /A/N/,

[3-3-1-1] become は意志によるにせよよらないにせよ、数か月以上の時間、持続しえる状態になることを意味し、一時的な状態になることには使えない。

×Become quiet!→
Be quiet!

×Please become ready now.→
Please get ready now.
さあ、準備をしてください。

She became famous.
彼女は有名になった。

[3-3-1-2]未来に~なることを意味するには be も可能である。

I want to /become/be/ a teacher.
私は教師になりたい。

[3-3-2]get について、CがN(名詞句)の場合はto beを挿入する。

It's getting dark.
暗くなってきた。

They were getting to be quite good friends now.
彼らはいまや大の仲良しになりかけていた。

[3-3-3] come は良いことにも悪いことにも用いて、話し手の縄張りに入って来ることを意味する。go は悪いことに用いて、話し手の縄張りから出て、コントロール不能になることを意味する。色彩の変化に英では go を用い、米では turn。

Her dream came true.
彼女の夢が実現した。

The door came unhinged.
ドアの蝶番が外れた。

上の文は悪い例だが、修理が可能であることを意味する。それに対して、下の文はコントロール不能。

He went mad.
彼は気が狂った。

Leaves go brown in autumn.(英)
Leaves turn brown in autumn.(米)
秋には木の葉が茶色になる。

She went white with anger.(英)
She turn white with anger.(米)
彼女は怒りで顔面蒼白になった。

[3-3-4] fall。CはA, N。しばしば悪い状態になることを意味する。Nを取る場合、冠詞も形容詞も取らず複数形にもしない。

He fell asleep.
彼はつい眠ってしまった。

We fell victim to their sales talk.
私たちは彼らの売り込み口上の餌食になった。

[3-3-5] grow。CはAのみ。ゆっくり徐々に成ることを意味する。

His hair is growing thin.
彼は髪の毛が少しずつ薄くなっている。

[3-3-6] turn。CはA, N。急に成ることを意味する。Nを取る場合、冠詞も形容詞も取らず複数形にもしない。

She turned pale.
彼女は青ざめた。

They turned /traitor/×traitors/.
彼らは反逆者になった。

[3-3-7]turn out /A/ADV で「結局~になる」

Everything turned out well.
結局、何もかもうまくいった。

You never know how your children will turn out!
子供がどうなるか決して分からないものです。

[3-3-8]/turn out/prove/ (to be) /A/N/ で「結局~だと分かる」to beなしでNを取るのは英。

The beggar turned out (to be) a thief.
結局、乞食は泥棒だと分かった。

The wound proved (to be) fatal.
その傷は致命的だと分かった。

He proved (to be) a true friend.
彼は親友だと分かった。

[3-3-8-1]/turn out/prove/ (to be) /A/N/ 「結局~だと分かる」= は、It /turns out/proves that 節に書き換えられる。

The beggar turned out (to be) a thief.→
It turned out that the beggar was a thief.
結局、乞食は泥棒だと分かった。

[4]SVCA文型をとる動詞

[4]単純なSVC型ではなくSVCA型をとるかどうかは、動詞によって決まるのではなく、Cの中の形容詞によって決まる。

He felt angry at the injustice of the situation.
彼はその状況の不公平さに怒りを感じた。

The passengers grew angry about the delay.
乗客は遅れに怒りをつのらせた。

Please don't be angry with me.
私を怒らないで下さい。

John is good at chess.
ジョンはチェスがうまい。

Your composition is free from mistakes.
君の作文に間違いはない。

words empty of meaning
無意味な語句

streets empty of traffic
往来の途絶えた通り

He is blind to her kindness.
彼には彼女の親切がわからない.

[5]SVO文型をとる動詞

I don't know what to say.
なんと言っていいか分からない。

[5-1]始動、終止を表す動詞が不定詞をとるか動名詞をとるか?

①始動を表す動詞は不定詞と動名詞、両方をとりうる。
②終止を表す動詞は動名詞をとる。
③ただし、例外はceaseで両方をとりうる。

[5-2]物・場所への到達・達成を表す動詞が他動詞になるときは、到達・達成したことを意味し前置詞を伴って自動詞になるときは、到達・達成したかは明らかでない。

A drowning man will catch at a straw.
溺れる者は藁をも掴む。

He shot a bird.
彼は鳥を撃った。

He shot at a bird.
彼は鳥をねらって撃った。

Let's swim across the river.(渡り切れるかは不明)
この川を泳いで渡ろう。

She was the first woman to swim the Channel.(渡り切った)
彼女はイギリス海峡を泳いで渡った最初の女性だった。

He climbed up the mountain.(登頂したかは不明)
彼は山を登った。

Edmand Hillary climbed Mt. Everest.(登頂した)
エドマンド・ヒラリーはエベレスト山に登頂した。

[5-2-1]ただし、困難なことを達成するときに上記のことが言え、日常的で容易な行為では SVA文型に成るのが普通である。

〇She jumped over the snail.
△She jumped the snail. 彼女はカタツムリを飛び越した。

[5-2-2] spank, whip は他動詞のみである。例えば、射撃が外れる可能性が大きいのに対して、鞭うちは外れることが少ないからである。

[6]SVOA文型の動詞

[6-1]SV場所 with 物、SV 物 前置詞 場所の交代をする動詞。load, pile, plant, spray, strike。ただし、場所 with 物では場所がその物だけになることを意味し、物 前置詞 場所では他のものが混在してもよい。

He loaded hay onto the truck.
彼は干し草をトラックに積んだ。
He loaded the truck with hay.
彼はトラックに干し草(だけ)を積んだ。

He struke his knee with his hand.
He struke his hand on his knee.
彼は手で膝を叩いた。

Mary planted the rose in the garden.
メアリーはそのバラを庭に植えた。

Mary planted the garden with roses.
メアリーは庭をバラだらけにした。

[6-2]SVIOwithDO,SVDOtoIO,SVIODO,の三つが可能な動詞。ただし、SVIODOは米のみ。provide, supply, feed, furnish, issue。

Cows /provide/supply/ us with milk.
Cows /provide/supply/ milk to us.
Cows /provide/supply/ us milk.(米)
牛は私たちにミルクを供給する。

I feed my goldfish with fish meal.
I feed fish meal to my goldfish.
I feed my goldfish fish meal.(米)
私は金魚に魚粉をやっている。

He can furnish us with the necessary information.
He can furnish the necessary information to us.
He can furnish us the necessary information.(米)
彼は必要な情報を私たちに提供できる。

We'll issue you with a travel warrant.
We'll issue a travel warrant to you.
We'll issue you a travel warrant.(米)
旅行証明書を発行しよう。

[6-4] prevent O from -ing型の動詞

stop, prevent, restrain, keep

Cold weather keeps many plants from blooming.
直訳:寒い天候は多くの植物が咲くことを妨げる。
意訳:寒い天候のために多くの植物が開花できない。

[6-5] accuse O of -型の動詞

accuse, condemn

They accused him of murder.=
He's accused of murder.
彼は殺人の罪で訴えられている。

[7]SVIODO文型で用いられる動詞

[7]分類

①give型。to を用いてSVO to - に書き換えられる動詞。
②buy型。for を用いてSVO for - に書き換えられる動詞。
③ask型。of を用いてSVO of - に書き換えられる動詞。
④play型。to, for, of 以外を用いてSVOA型に書き換えられる動詞。
⑤bring型。to, for の両方を用いてSVOA型に書き換えられる動詞。
⑥inform型。SV+人+of+情報の形をとり、情報がthat節,wh節になるときだけ、SVIODO型をとる動詞
⑦envy型。二つの直接目的語をとる動詞。つまり、SVDODO型。

⑧sell型。IOまたはDO以外のものを含めて不可欠な文の要素を三つとる動詞。

⑨wish型。SVIODO文型しかない。

[7-1] give型。to を用いてSVO to - に書き換えられる動詞。多数ある。

The chief Parker was paid a visit on 24 April 1927 by a Mrs Ethel Trentham, the deceased's mother.
パーカー署長は1927年4月24日に故人の母親のエセル・トレンタム夫人の訪問を受けています。

[7-1-1]give型の動詞で、SVOA→SVIODOの書き換えができない場合

[7-1-1-1] to の目的語が受領者ではなく着点を表す場合はSVIODO文型に書き換えられない。

〇John sent a parcel to London.
×John sent London a parcel
ジョンは小包をロンドンに送った。

〇John sent a parcel to Mary.
〇John sent Mary a parcel.
ジョンはメアリーに小包を送った。

[7-1-1-2] give+抽象名詞+to が一つの動詞句として機能する場合、SVIODOに書き換えられない。

She gave birth to a healthy baby.
彼女は健康な赤ちゃんを産んだ。

I give little /credence/credit/ to such rumors.
私はそういう噂はほとんど信じない。

He gave way to despair.
彼は絶望に屈した。

[7-1-2]give型の動詞でSVOA文型に書き換えられない場合。

[7-1-2-1]直接目的語が動作を表す名詞であり動詞+動作名詞で一つの動詞に書き換えられる場合は、SVOA文型に書き換えらえない。IOがDOのように感じられるためである。例えば、

She gave him a push.
彼女は彼を押した。

は、

She pushed him.

のように書き換えられ、him が直接目的語のように感じられ、次のようには書き換えられない。

×She gave a push to him.

John gave Pat a kiss.=
John kissed Pat.
×John gave a kiss to Pat.
ジョンはパットにキスをした。

Chris gave the door a kick.=
Chris kicked the door.
×Chris gave a kick to the door.
クリスはドアを蹴飛ばした。

[7-1-2-2] 以下は直接目的語が比喩的であり、SVIODOが慣用句になり、SVOA型に書き換えることができない。

give IO the ax
IOを首にする、そでにする

give IO the air
IOを振る、そでにする

give IO the double cross
IOを裏切る

[7-1-2-3]SVIODO型で、SVIO /to不定詞/that節/wh節/wh+to不定詞/の形をとり、この場合、SVOAへの書き換えができない動詞。tell, promise, inform, remind, notify, apprise, etc.

I told John /to see a doctor/that John (should) see a doctor/.
私はジョンに医者に診てもらうよう言った。

He promised me /never to show up late again/that he would never show up late again/.
彼は決して二度と遅刻しませんと私に約束した。

Can someone remind me what I should do next?
次に何をしたらいいか誰か思い出させてくれませんか。

They advised us what to wear in the tropics.
彼らは熱帯で何を着たらいいか助言してくれた。

[7-1-2-3-1]同様のように見えるが、inform, remind は、that節、wh節などが来ないときは、SV+人+of+情報の形をとる。

He informed me that his father was dead.
He informed me of his father's death.
彼は父親の死を私に知らせた。

This room reminds me of Sharlotte.
この部屋を見るとシャーロッテのことを思い出す。

[7-1-2-3-2] SVIO wh+to不定詞と SVIO to不定詞 の違い。wh+to不定詞ではto不定詞が表すことができるようになったかどうか不明。それに対してto不定詞ではできるようになった。

My father taught me how to ride a bike.(実際に乗れるようになったかは不明)
父が私にバイクの乗り方を教えてくれた。

My father taught me to swim.(実際に泳げるようになった)
父が私に泳ぎ方を教えてくれた。

[7-1-3]SVIODOよりSVOAが好まれる場合。DOが代名詞のときは、SVOAとすることが好まれる。IO,DOが共に人称代名詞のときは、SVOAが普通。

〇Please give it to me.
△Please give me it.
それを私に下さい。

[7-1-4]SVOto - で長いOを文末にやることがある。

I've sent to my lawyer every letter I ever received.
私は受け取った手紙をすべて弁護士に送った。

[7-1-5] give型に見えて、そうではない動詞。

[7-1-5-1]treat(奢る)。take 人 to 場所 に似ている。

He treated me to a drink.
彼は私に一杯奢ってくれた。

I'll treat you to a trip.
旅行を奢ってやろう。

I'll treat myself to a new suit.
新しいスーツを買おう。

[7-1-6]I'll teach you to do ...の反語的表現

I'll teach you to do that again.
もう一度そんなことをしたら承知しないぞ。

[7-2] for を用いてSVO for - に書き換えられる動詞。buy型

Jesus died for us.(この for us は単なる修飾語)
イエスは私たちのために死んだ。

Say hi to Sam for me when you see him.(この for me も単なる修飾語)
サムに会ったらよろしくと伝えてください。

She chose a red dress for her daughter.→
She chose her daughter a red dress.
彼女は娘に赤いドレスを選んだ。

[7-2-1]SVIODOのみを取るように見えてSVO for - もとる動詞? save, spare,

This computer has saved us a lot of time.=
This computer has saved a lot of time for us.
このコンピューターのおかげでずいぶん手間が省けた。

Save me some coffee.=
Save some coffee for me.
コーヒーを取って置いてくれ。

[7-3] of を用いてSVO of - に書き換えられる動詞。ask のみ。しかも、SVO of - に書き換えられるのは、O が question, favor の場合のみ。しかも、SVO of - は格式体。

Can I ask a favor of you?
お願いがあるのですが。

[7-3-1] ask は「頼む」の意味で、様々な文型をとりえる。

May I ask you a favor?(SVIODO)=
May I ask a favor of you?(SVOA)
お願いしていいですか。

I asked him for money.(SVOA)=
I asked money from him.(SVOA)
私は彼にカネをせがんだ。

I asked her to stay here.(SVO(OC))=
I asked that she (should) stay here.(that仮定法現在またはshould)
私は彼女にここにいるよう頼んだ。

I asked her not to stay here.(同上の否定形)=
I asked that she (should) not stay here.(同上の否定形)
私は彼女にここにいないよう頼んだ。

[7-4] to, for, of 以外の前置詞を用いてSVOA文型に書き換えるSVIODO型の動詞。play。

He played me a mean trick.=
He played a mean trick on me.
彼は卑劣なたくらみを私に働いた。

[7-5]SVIODO で SVO /for/to/ - の両方への書き換えが可能なもの。bring, leave。ただし意味が異なる。また、for - は補部ではなく付加部である。

[7-5-1] bring O for - では「~のために」という意味が強くなる。

Bring the money to me here.
おカネをここ、わたしのところまで持って来なさい。

I've brought your heavy suitcase for you.
重いスーツケースを持って来てあげました。

[7-5-2] leave O to - では「~を~に任せる」「~を~に残して死ぬ」。leave O for - では「~を~のために取っておく」。

I left some cake /for/×to/ my brother.
私は弟にケーキを残しておいた。

Her uncle left a great amount of money /to/×for/ her.
彼女の伯父は彼女に多額のカネを残して亡くなった。

I left it (up) to her which route we should take.
私はどの経路をとるか彼女に任せておいた。

[7-6]SVOA型でOが人、Aがof+情報になる動詞。ただし、情報がthat節となると、of が省略されて、SVIODO型をとる。inform, remind, notify, apprise, advise(格式)

He informed me of his father's death.
He informed me that his father was dead.

彼は父親の死を私に知らせた。

This room reminds me of Sharlotte.
この部屋を見るとシャーロッテのことを思い出す。

[7-7]二つの直接目的語をとる動詞。一番目の目的語には人が来て概略を挙げ、二番目の目的語にはものごとが来て詳細を挙げる。二番目の目的語の前に前置詞が入りえるものがある。そのような場合、前置詞が省略されたものとも考えられる。

strike, envy, grudge, forgive, excuse, refuse, forbid, bar, dismiss, banish, etc.

He struck me a hard blow (in the face).
彼は私(の顔)に強烈な一撃をくらわせた。

I forgave him (for) his offence.
私は彼の無礼を許した。

John excused Mary (from) the fee.
ジョンはメアリーの謝金を免除した。

They dismissed him (from) the society.
彼は社会から追放された。

The king banished him (from) the realm.
王は彼を国から追放した。

I envy you (for) your trip to Europe.
ヨーロッパ旅行とは羨ましい。

I envy you (for) your beauty.
あなたの美しさが羨ましい。

I can't refuse her anything.
彼女に頼まれたら何も断れない。

[7-7-1]一番目の目的語(人)を主語にした受動態だけが作れる。

He was refused permission to the club.
彼は入部を断られた.

[7-8]補部を三つ取る動詞。buy DO from - /at/for/ -, sell IO DO /at/for/ -, sell DO to - /at/for/ -,

I sold my car to James for £800.=
I sold James my car for £800.
ジェームズに私の車を800ポンドで売った。

In 1867, the United States bought Alaska from Russia for 7.2 million dollars.
1867年,アメリカ合衆国は720万ドルでロシアからアラスカを購入した。
[7-9]SVIODOのみが可能な動詞。wish

I wish you a Merry Christmas!
クリスマスおめでとう。

ただし、以下はある。

A Merry Christmas to you!
メリークリスマス。

Say hello to them for me.
あの人たちによろしくお伝えください。

[7-10]分類不能型、lose

The Shah's fall lost America its most important ally in the region.
イラン国王の没落のためにアメリカはその地域における最も重要な同盟国を失った。

[8]SVOC文型をとる動詞

[8-1]手段動詞。/make/get/ … by -ingと書き換えられる。以下に分類される。

[8-1-1]場所、方向の変化を示す。

They laughed the poor guy out of the room.=
They get the poor guy out of the room by laughing.
彼らは笑ってそのかわいそうな男を部屋から追い出した。

Frank sneezed the tissue off the table.
フランクはくしゃみをしてティッシュをテーブルから落とした。

[8-1-2]場所、方向の変化から比喩的に状態の変化を表す。

The cook scrubbed the pot shiny.=
The cook made the pot shiny by scrubbing.
コックは鍋をみがいてピカピカにした。

Since he seized power, Ionesucu's been bleeding the country dry.
権力を握ってからイオネスクは国をとことん搾り取ってきた。

He drank himself into the grave.
彼は飲み過ぎて墓に入った。

[8-1-3]後述する任命・命名動詞の一部。だが、これはSVOC文型ではなく、SVO(OC)文型に属する。

She was voted chairman.
投票によって彼女は議長に選ばれた。

投票という手段によって議長に選ばれたのである。

[8-2] force型。that節に書き換えられない。allow, compel, constrain, convince, doom, drive, force, help, incite, instigate, oblige, permit, prompt, provoke, tempt, train, etc.

Hunger drove him to steal bread.
空腹に駆られて彼はパンを盗んだ。

Mother did not allow me to go swimming.
母は泳ぎに行くのを許さなかった。

Mary urged Bill into the house.
メアリーはビルをせきたてて家の中に入れた。

Some nations are doomed to collapse.
いくつかの国家は崩壊する運命にある。

train a child to respect his parents
両親を敬うような子供に育てる

[8-2-1]そのうちto不定詞を原型不定詞にできるもの。help。O が一般の人または自明の場合はOも省略できる。受動態になると必ずto不定詞になる。それは他のタイプと同様。
I helped my father (to) paint the fence.
私は父が塀にペンキを塗るのを手伝った。

He helped (to) change tires.
彼はタイヤの交換を手伝った。

[8-3] order型。ask, beg, command, convince, order, persuade, request, require, urge。that節に書き換えられるが、意味が少し異なるときがある。that 節の中は仮定法現在になるまたは should が入る。

The captain ordered John to shoot the prisoners.(ジョンに対してジョンが銃殺することを命じた)
隊長は捕虜を銃殺することをジョンに命じた。

The captain ordered that John (should) shoot the prisoners.(ジョンンが銃殺することを命じたが、必ずしもジョンに対して命じたわけではない。)
隊長はジョンが捕虜を銃殺することを命じた。

The general commanded his troops to retreat.
将軍は軍隊に撤退するよう命じた。

The general commanded that the city (should) be attacked.
その町を攻撃するように将軍は命じた。

前文では誰に命じたかは不明。かといって下記は不可。

×The general commanded his troops that the city (should) be attacked.

The boss ordered John to start at once.
所長はジョンにすぐに出発するよう命じた。

The boss ordered that I (should) start at once.(必ずしも私に命じたわけではない)
所長は私がすぐに出発するよう命じた。
He ordered the parcel (to be) sent.
彼はその小包を送るよう命じた。

I /convinced/persuaded/ her /not to quit her job/that she (should) not quit her job/.
私は仕事を辞めないよう彼女を説得した。

[8-3-1] plead(嘆願する)はこの文型をとらず、

plead with - /for -/to不定詞/の形をとる。

She pleaded with the judge for mercy.
彼女は裁判官に情状酌量を嘆願した。

Kabul pleaded with Moscow to send Soviet troops.
カブール(アフガニスタン)はモスクワ(ソ連)にソビエトの部隊を送るよう嘆願した。

[9]人・物の状態・動作(~が~であること・~すること)を目的語とする動詞

[9]動詞の目的語として人・物の状態・動作(~が~であること・~すること)を表しえるもの

①(for)+不定詞の主語+(to)不定詞
②不定詞の主語+(to)不定詞 (for は常にない)
③不定詞の主語+(to be)+形容詞句、名詞句、現在分詞、過去分詞
④動名詞の主語+動名詞
⑤that節
⑥wh節
⑦wh to不定詞

例えば、

I want her to go there at once.
私は彼女にすぐにそこに行って欲しい。

は、従来、SVOC型ととらえられてきた。だが、私は彼女を欲するのではなく、彼女が行くことを欲するのであって、her to go there at once をひとまとめにして一つの目的語ととらえられ、これは、SVOC型ではなく、SVO型である。また、使役動詞についても、

I made her go.→
I brought it about that she went.

のように書き換えることができ、彼女が行くことをもたらすのであり、her go を一つの目的語とすることができる。また、知覚動詞についても、

I saw a bird flying.→
I perceived that a bird was flying.

のように書き換えることができ、鳥が飛んでいることを知覚するのであり、a bird flying を一つの目的語とすることができる。そのような文型を便宜的にSVO(OC)型と呼ぶことにする。また、そのような目的語をO(OC)と表記することにする。

[9-1]SVO(OC)型概説

[9-1-1]①SV+(for)+不定詞の主語+to不定詞の文型では、(for)+不定詞の主語+to不定詞を文の主語にした受動態を作れ、その場合は for を省略することができない。それに対して、不定詞の主語を文の主語にする受動態を作ることはできない。

Everyone would prefer (for) you to come early.→
For you to come early would be preferred by everyone.
誰もあなたが早く来るほうがいいと思うでしょう。

[9-1-2]②SV+不定詞の主語+(to)不定詞 (for は常にない)の文型では不定詞の主語を文の主語にした受動態が作れる。その場合は原型不定詞をto不定詞に変えなければならない。

They made him wait for an hour.→
He was made to wait for an hour.
彼は一時間待たされた。

[9-1-3]②SV+不定詞の主語+(to)不定詞の文型 (for は常にない)で不定詞の主語を文の主語とする受動態しかないものがある。動詞 say, repute, rumor…などの伝達動詞がそうである。

×They say him to be a spy.
〇He is said to be a spy.
彼はスパイだと言われている。

[9-1-4]①SV+(for)+不定詞の主語+to不定詞の文型では、文の主語と不定詞の主語が同一のときは(for)+不定詞の主語は常に省略される。

I want (for) her to protect my liberal right.
私は彼女に私の自由権を擁護して欲しい。

I want (×for me) to protect her liberal right.
私は彼女の自由権を擁護したい。

[9-1-5]②SV+不定詞の主語+(to)不定詞 (for は常にない)の文型で、不定詞の主語が自明または一般の人の場合は省略されることがあるものがある。help, hear。

I heard (them) /say/tell/ that he's coming today.
彼は今日、来るという話だ。

Your talk very much helped (us) (to) understand the trend of public opinion in this country.
あなたのお話はこの国の世論の動向を理解するのに大いに役立ちました。

[9-6]そのような目的語O(OC)をとる動詞の多くは、上の①~⑨のうちの二つ以上をとりえる。そのようなO(OC)をとる動詞を次のように分類できる。

(1)欲求動詞
(2)使役動詞
(3)知覚動詞
(4)任命・命名動詞
(5)認識動詞=that節をとりえ、その中が直接法
(6)that節をとりえ、その中が仮定法現在または should
(7)that節をとりえ、その中が直接法またはshould
(8)that節をとりえ、その中が仮定法過去・過去完了
(9)wh節、wh節+to不定詞をとりえる

それらのそれぞについいて後の章で説明する。

[10]欲求動詞

[10]欲求動詞。人間や動物の欲求を表す。want型とも呼ぶことにする。want, like, love, hate, wish, desire, prefer。

[10-1](for)+不定詞の主語+to不定詞 を目的語としてとる。

[10-2]文の主語と不定詞の主語が同一のときは不定詞の主語が省略される。

I want her to protect me.(文の主語は I 、不定詞の主語は her)
私は彼女に私を守って欲しい。

I want to protect her.(文の主語と不定詞の主語が同一の I)
私は彼女を守りたい。

I wish her to meet him.(文の主語は I 不定詞の主語は her)
私は彼女が彼に会えばいいと思う。

[10-3]不定詞の主語を示す for は省略されえる。

[10-3-1]動詞と不定詞の主語の間に副詞句が介在するときは for を省略できない。

I want very much for you to be happy.
私はあなたが幸せになることを切に望んでいます。

[10-3-2] for+不定詞の主語+to不定詞が主格補語になれる。そのときは for を省略できない。

All he wanted was for her to appear again.
彼の望みは彼女がもう一度現れることだけだった。

[10-3-3] for+不定詞の主語+to不定詞 を主語とする受動態を作れる。そのときは for を省略できない。

For you to come early would be preferred by everybody.
誰もあなたが早く来るほうがいいと思うでしょう。

[10-3-4]結局、for を省略できないのは、動詞と不定詞の主語の間に副詞句が介在するとき、for+不定詞の主語+to不定詞が主格補語になるとき、for+不定詞の主語+to不定詞 を主語とする受動態になるとき、である。だが、アメリカ英語ではそれら以外でも for が現れることがある。

I /like/hate/ (米for) boys to be quiet.
私は男の子が静かにしているのが/好き/嫌い/だ。

I'd love (米for) you to come over and see our garden.
私はあなたにうちに来て庭を見て欲しい。

Everyone would prefer (米for) you to come early.
誰もあなたが早く来るほうがいいと思うでしょう。

[10-4]不定詞の主語を文の主語にした受動態が作れない。

We want him to come at once.→
×He is wanted to come at once.
彼にすぐに来てほしい。

[10-5]SV+(for)不定詞の主語+to不定詞 だけでなく、SV+(for)以下のものの主語+(to be)/現在分詞/過去分詞/形容詞/名詞/の形をとることがある。to be を省略した形は命令口調で高圧的である。

He wants Harry dead.(高圧的)
彼はハリーを殺したがっている。

I would like her wishes carried out.(高圧を would が補っている)
彼女の希望をかなえて欲しい。

I don't like you sitting here all day.(高圧的)
君にここに一日中、座っていて欲しくない。

I don't like John coming.(高圧的)
ジョンが来るのはいやだ。

I don't like such subjects discussed.(高圧的)
そのような問題を議論して欲しくない。

I like coffee hot.(これはよくある表現で日常的)
ホットコーヒーで。

[10-5-1] desire, prefer は、to beを省略できず that節+shouldまたは仮定法現在を取れる。

The king desired her to be his queen.=
The king desired that she (should) be his queen.
王は彼女がお妃になることを望んだ。
I prefer you to stay out of the dispute.=
I prefer that you (should) stay out of the dispute.
私は君がその論争に加わらないほうがよい。

[10-6]動名詞の主語(/所有格/目的格/)+動名詞を目的語に取ることがある。

He likes /my/me/ working late. 彼は私が遅くまで働くことを好む。
[10-6-1] to不定詞をとると一時的な欲求を表しえるのに対して、動名詞をとると持続的な欲求を表す。

I like to dance tonight.
今夜は踊りたい。

I like dancing.
私はダンスが好きだ。

[10-7] say to不定詞という形もある。米では tell O to不定詞 を用いる。to不定詞の主語を表現したければ、for -を用いる。

Teacher says (for us) to come early.
先生は早く来なさいと言っている。

[11]使役動詞

[11]最も基本的な使役動詞は have, get であり、それらの基本的意味は、使役、受動、完了(過去分詞をとるときのみ)である。

Soon we had the mist coming down on us.(受動)
すぐに私たちの周りに霧が立ち込めてきた。

I won't have you saying such things about my mother.(使役)
母について君にそんなことを言わせておくわけにはいかない。

I could call my servants and have you arrested.(使役) 私は召使を呼んでお前を捕らえることもできるんだぞ。

John had his watch stolen.(受動)
ジョンは時計を盗まれた。

He had his leg broken in the accident.(受動)
彼は事故で足を骨折した。

My sister has had some money stolen.(完了形の経験+受動)
妹はカネを盗まれたことがある。

He had his plan made.(完了)
彼は計画を立ててしまっていた。

Johny, get your hair cut.(受動)
ジョニー、散髪してもらえよ。

He got his finger caught in the door.(受動)
彼は指をドアに挟まれた。

I got all this work finished in a day.(完了)
私はこの仕事をすべて一日で終わらせてしまった。

Can you make yourself understood in English?(使役)
あなたは英語を話せますか。

I had my shoes shined.(使役)
私は靴を磨いてもらった。

We are having our car repaired.(使役)
私たちは車を修理してもらっている。

We had our money stolen by a very clever man.(受動)
私たちは非常に狡猾な男にカネを盗まれた。

He had his leg broken in the accident.(受動)
彼はその事故で足を骨折した。

I had this given me.(受動)
私はこれをもらった。

He got his finger caught in the door.(受動)
彼は指をドアに挟まれた。

We had our roof brown off in the storm last week.(受動)
先週、嵐で私たちの屋根が飛ばされた。

These days we get a lot of women working as taxi drivers.(受動)
今日多くの女性がタクシーの運転手をしている。

[11-1]使役動詞の詳細

使役動詞意味不定詞・分詞
make使役原型不定詞、過去分詞、形容詞、名詞
have使役、受動、完了(過去分詞のみ)原型不定詞、過去分詞、現在分詞、形容詞、名詞
get使役、受動、完了(過去分詞のみ)to不定詞、過去分詞、現在分詞、形容詞
set使役to不定詞、形容詞
let許容原型不定詞、形容詞
cause使役、原因一般to不定詞
keep使役、保持現在分詞、過去分詞、形容詞、名詞
leave使役、放置現在分詞、過去分詞、形容詞

He had the bouncers throw them out of the club.(使役)
彼は用心棒に彼らをクラブから放り出させた。

Have him be patient a little longer.(使役)
彼にもう少し我慢させなさい。

Go over there and make the dog be quiet.(使役)
あっちへ行って、犬を静かにさせなさい。

Jane had her cake ready for the party.(使役)
ジェーンはパーティーのためにケーキを用意した。

He got his hand dirty.(受動)
彼は両手を汚した。

/Let/Leave/ me alone.(/許容/放置/)
私を一人にしておいて。

What caused you to change your mind.(原因一般)
どうして考えを変えたんですか。

It took them three hours to get the fire under control.(使役)
火を鎮めるのに3時間かかった。

You had a love affair all summer and got this girl with child.(使役)
君は夏中情事に耽って、その娘を孕ませた。

The bomb was set to explode at noon.(使役)
その爆弾は正午に爆発するように仕掛けられた.

Don't keep it a secret.(保持)
隠さないで教えておくれよ。

I soon had the fish in a net.(使役)
私はすぐにその魚を網に入れた。

Keep your head down. We're being shot.(保持)
頭を下げて. だれかに狙われてるよ。

Don't keep it a secret.(保持)
隠さないで教えておくれよ。

At home I try to keep myself relaxed.(保持)
家ではリラックスするようにつとめている。

It is best left unsaid.(放置)
言わぬが花だ。

Don't leave the door open.(放置)
ドアを開けっ放しにしていてはいけません。

[11-2]原型不定詞、to不定詞では、させた動作の完了を含意する。それに対して、現在分詞ではそのときはさせておいたが、動作が完了したかは不明である。

He had the water run in the bathtub.(結果として溢れた)
彼は浴槽に水を出しっぱなしにした。

He had the water running in the bathtub.(その後、誰かが止めたかもしれない)
彼は浴槽に水を出したままにした。

[11-3]使役動詞+不定詞の主語+/原型不定詞/to 不定詞/で受動を表すのは文脈から明らかな場合のみである。しかも、その場合でも現代では受動態のほうが普通である。また、使役動詞+過去分詞の主語+過去分詞 で受動を表すのは原型不定詞、to不定詞より普通だが、それより受動態のほうが普通である。

Bill had a man rob him last night.(金を盗ませるわけがないから、受動の意味)
ビルは昨夜男に金を奪われた。

それでも

Bill was robbed by a man last night.

がふつうである。

I had my father die.

は、現代では「父に死なれた」でなく「死なせた」の意になる。

She /had/got/ a book stolen from the library.
彼女は書斎から本を盗まれた。

それより、

A book was stolen from her library.
Somebody stole a book from her library.

が普通である。

だが、以下のような「容赦しない」というような意味の表現は現代でも普通である。

I won't have you tell me what to do.
私がどうすべきかを君に言われてたまるか。

[11-4]原型不定詞、to不定詞に対して、現在分詞になると現在分詞の意味として進行形の継続などの意味が生じる。

He had the water running in the bathtub.(使役動詞の意味として使役+現在分詞の意味として継続)
彼は浴槽に水を出したままにした。

I have a cab waiting.(使役動詞の意味として使役+現在分詞の意味として継続)
タクシーを待たせてある。

I can't have them forcing their views on everyone else.(使役→禁止+継続)
彼らが自分たちの考えを他のすべての人々に押し付けるのを放っておくことはできない。

I won't have you saying such things about my mother.(使役→禁止+継続)
母について君にそんなことを言わせておくわけにはいかないぞ。

I have a headache coming on.(使役動詞の意味として受動+現在分詞の意味として進行形の近未来)
頭痛がしてきた。

[11-5]原型不定詞、to不定詞に対して、過去分詞になると過去分詞の意味として受動の意味が生じ、全体として受動の使役「~してもらう」の意味になる。さらに、全体として受動の意味が生じることがある。

He had his purse stolen on the crowded train.(全体として受動)
彼は混雑した電車の中で財布を盗まれた。

[11-6]使役動詞の特殊な意味

[11-6-1]否定形+haveの特殊な意味。can't won'tを伴って、~させない意志を示す。

I won't have you criticize my wife.
君に妻のことをとやかく言わせないぞ。

We can't have them forcing their vies on everyone else.
私たちは彼らが自分の意見を他の皆に押し付けるのを放っておくことはできない。

I won't have my house turned into a hotel.
私の家をホテルに変えさせはしないぞ。

[11-6-2]have/get/set+分詞の主語+現在分詞の特別な意味。「~させておく」(継続)だけでなく、「~し始めさせる」(始動)の意味もある。

Soon we had the mist coming down on us.
すぐに霧が立ち込めてきた。(受動、始動)

I got the machine /running/going/.(始動)
機械を始動させた。

I got a woman waiting for me.(これは始動ではなく継続である)
女を待たせているんだ。
Hurry up and get those people moving.(始動)
急いであの人々を出発させてくれ。

His joke set everyone laughing.(始動)
彼のジョークでみんなが笑い出した。

[11-6-3] keep+分詞の主語+/現在分詞/過去分詞/ で継続の意味を強調する。

The full moon kept my dog barking.
満月を見て、私の犬が吠え続けた。

[11-6-4]leave+分詞の主語+/現在分詞/過去分詞/ で放置の意味が加わる。

I left the engine running when I went into the shop.
私は、店に入るとき、エンジンをかけたままにしておいた。

[11-7]不定詞、分詞の主語を文の主語にした受動態が原則として作れる。そのとき、原型不定詞は to 不定詞になる。

They made her repeat the whole story.→
She was made to repeat the whole story.
彼女は話のすべてを繰り返し言わされた。

He was made to wait for an hour.
彼は一時間待たされた。

[11-7-1]使役動詞のうち、受動態にできない動詞。have, let。他からの強制の度合いが少ないため。

I was /allowed/×let/ to drive by my father.
私は父から運転することを許された。

He is not /allowed/×let/ to stay out late.
彼は遅くまで外にいることを許されていない。

[11-8] make, have では、形容詞の前の be が残ることがある。ただし、beが残るのは、形容詞が表す行為が分詞の主語の意志次第であるときであり、無生物では be は残せない。

Have him (be) patient a little longer.
彼をもう少し我慢させなさい。

Go over there and make the dog (be) quiet.
あっちへ行って犬を静かにさせなさい。

[11-9]使役動詞のうち能動態でも原型不定詞をとらず to不定詞をとるもの。get, cause

[11-10]letの特殊な語型。動詞が単音節のときに。let+原型不定詞+不定詞の主語の語順になることがある。let+原型不定詞が一つの他動詞のように扱われ、不定詞の主語がそれらの目的語のように扱われている。

Don't let go the rope.→
Don't release the rope.
ロープを放すな。

The weasel let go the cub.
イタチは子ギツネを離した。

Don't let slip the opportunity.
この機会を逃すな。

[11-10-1]ただし、名詞句が代名詞のときは、let+不定詞の主語+原型不定詞の語順のままである。

Let me go.
行かせてくれ。

[11-10-2] let+原型不定詞 で一つの他動詞として扱えるのでそのまま受動態にすることができる。

Peter was let go after two years.
ピーターは二年後に釈放された。

[11-10-3]非文法的だが慣用的に let+原型不定詞+of+不定詞の主語 になることもある。

She let go my hand.→
She let go of my hand.
彼女は私の手を放した。

[11-11]命令文では have より get がよく使われる。

Get the bedsheets changed.
ベッドのシーツを取り換えてもらいなさい。

[12]知覚動詞

[12]知覚動詞においては、不定詞、分詞は動作動詞でなければならず、状態動詞であってはならない。状態動詞では知覚というほどではないからである。原型不定詞、現在分詞、過去分詞を取れる。

[12-1]不定詞、分詞の意味は、原型不定詞は現在形、過去形の意味を保持し、現在分詞は進行形の意味を保持し、過去分詞の意味は受動態の意味を保持する。したがって、例えば、

We saw the snow being cleared away.
私たちは除雪が行われているのを見た。

では除雪の完了まで見届けたか分からないのに対して、

We saw the snow cleared away.
私たちは除雪が行われるのを見た。

では除雪の完了まで見届け可能性が大きい。

I felt myself falling in love.
自分が恋をしかけていることを感じた。

上の例文では進行形の意味の中でも動作切迫完結動詞の fall の進行形の「~しかける」意味を保持する。つまり、恋をしてしまったのではなく、しかけているのである。もし、

I felt myself fall in love.

なら、恋をしてしまったのである。

He was not to be caught napping.
彼は不意をつかれるような人ではなかった。

上の例文では進行形の中でも動作非完結動詞の nap の継続の意味を保持する。

I heard a bomb explode.
爆弾が爆発するのが聞こえた。

I heard some bombs exploding.
何発かの爆弾が爆発しているのが聞こえた。

上の例文では進行形の中でも複数主語の動作瞬時完結動詞の進行形の「次々と~する」意味を保持する。

[12-2]知覚動詞+分詞の主語+過去分詞でまれに be が現れることがある。

I saw the window (be) broken by him.
私は窓が彼によって壊されるのを見た。

I saw the rebels (be) executed by the army.
私は反乱者が軍に処刑されるのを見た。

I saw the rebels being executed by the army.(これは進行形の being が現れたものであり、上とは異なる)
私は反乱者が軍に処刑されているのを見た。

[12-3] smell, catch が取る文型は、SV+分詞の主語+現在分詞 のみである。

Can you smell something burning?
何かが焦げている臭いがしませんか。

You won't catch me sleeping at work!
二度と仕事中に居眠りはしません(あなたが私が仕事中に居眠りをしているところを見つけることはないでしょう)。

[12-4]感覚または知覚を表す動詞で上の文型をとらないもの。

taste

This fruit tastes bitter.→
×I tastes this fruit bitter.
×I tastes this fruit being better.
この果物は苦い。

[12-5]原則として不定詞または分詞の主語を文の主語にした受動態が作れる。その場合、原則として原型不定詞はto不定詞になる。

Presently he was heard to drive away.
まもなく、彼が車で立ち去るのが聞こえた。

[12-5-1]知覚動詞+不定詞の主語+原型不定詞の形で不定詞の主語が文の主語の受動態になったとき、watch, listen は、to 不定詞にならず、現在分詞に成る。

John was watched kicking Mary.
ジョンはメアリーを蹴っているところを見られた。

[13]認識動詞

[13]認識動詞の特徴

believe, assume, consider, deem, esteem, find, guess, imagine, judge, know, perceive, presume, reckon, think, suppose, understand

①すべてthat節を目的語にとれる。that節の中は直接法である。
②状態動詞である。that節の内容も状態を表すものでなければならない。
③that節を/不定詞/分詞/の主語+(to be)+/名詞句/形容詞句/分詞/ に書き換え可能である。その場合もその内容は状態を表すものでなければならない。to be 以外の不定詞、分詞の使用は原則不可である。to be を省略できるのは概して断定的判断、宣言を表す動詞である。
④目的語の中の動詞が動作動詞であるときは、未来のことを表しthat節を用いなければならず、to be を含め不定詞の使用は不可である。
⑤不定詞の主語を文の主語にした受動態を作れる。その場合、to be を省略できない。

We consider that the matter is settled.(受動の結果として状態)
We consider the matter to be settled.
We consider the matter settled.(断定的判断、宣言を表すから to be の省略は可能でである)
It is considered that the matter is settled.
The matter is considered to be settled.
この問題は解決したと見なされている。

We thought that John would go tomorrow.(動作だから未来)→
×We thought John to go tomorrow.(不定詞の使用は不可)
×John was thought to go tomorrow.
ジョンは明日、行くと私は思った。

I realized that I had offended him.(結果としての状態)
彼を怒らせたことが分かった。

We believe that she is happy.
We believe her to be happy.
×We believe her happy.(断定的判断、宣言でないから to be の省略は不能)
It is believed that she is happy.
She is believed to be happy.(受動態では to be を省略できない)
彼女は幸福だと信じられている。

[13-1]欲求動詞と認識動詞の違い。

①欲求動詞ではto不定詞の主語を for -で示せるが、認識動詞ではできない。
②欲求動詞では不定詞の主語を文の主語にした受動態を作れないが、認識動詞ではできる。
③欲求動詞では不定詞の主語と文の主語が同一のとき不定詞の主語を省略するが、認識動詞ではできない。つまり、欲求動詞では再帰動詞をとらず、認識動詞ではとりえる。

I want very much for you to be happy.(欲求動詞①)
あなたが幸せになることを切に願っている。

John is believed to be happy.(認識動詞②)
ジョンは幸福だと信じられている。

Alice wants to learn karate.(欲求動詞③)
アリスは空手を習いたいと思っている。

Bill believes himself to be a good cook.(認識動詞③)
ビルは自分が料理がうまいと信じている。

[13-2] know は、to be を省略できない。

I know that this is a fact.→
〇I know that this to be a fact. ×I know this a fact.
私はこれが事実であることを知っている。

[13-2例外] 英で経験を表す完了形否定文で know は to be 以外のto不定詞または原型不定詞もとれる。ただし受動態ではto不定詞を用いる。

I've never known him (to) lose his temper.→
He is never known to have lost his temper.
彼は腹をたてたためしがない

I've never known it (to) snow in July before.
7月に雪が降るなど今までになかった。

[13-2-1] know は知覚動詞に準じてSV+分詞の主語+現在分詞が可能である。ただし、英で。

I have never known him behaving like that.
彼があんなふうにふるまうとは初めて知った.

[13-3]see, feel, find には知覚動詞としての用法もあるが、認識動詞としての用法もある。ただし、意味が知覚より高次の機能で「理解する」「感じる」「見つける」となる。

I /saw/found/felt/ that the plan was all wrong.=
I /saw/found/felt/ the plan (to be) all wrong.
その計画は全部が間違っていると私は/理解した/分かった/感じた/。

[14]伝達動詞

[14] say, rumor などの伝達動詞は、上記の認識動詞にほぼ準じるが、以下の決定的違いがある。

不定詞の主語を文の主語にした受動態が可能であるにも関わらず、その元の能動態がない。

They /say/rumor/ that he is a spy.→
×They /say/rumor/ him to be a spy.
×They /say/rumor/ him a spy.
〇He is /said/rumored/ to be a spy.
〇It is /said/rumored/ that he is a spy.

[15]任命・命名動詞

[15]「~を~に任命する」「~を~に命名する」などを意味し、SV+名詞句+名詞句 または SV+名詞句+/to be/as/+名詞句の形をとる。唯一の役職では無冠詞である。

appoint, baptize, call, choose, christen, crown, dub, elect, make, name, vote, etc.

[15-1]SV+名詞句+名詞句型。役職への任命だけでなく、名前の命名などにも使用できる。

He made her a queen.
彼は彼女を王妃にした。

We elected John resident.(唯一の役職では無冠詞)
私たちはジョンを社長に選んだ。

Her parents named her Gladys.
両親は彼女をグラディスと命名した。

She was christened Sarah.
彼女は洗礼を受けてセアラと命名された。

What was that book called?
その本はどういう書名でしたか。

[15-2]SV+名詞句+/to be/as/+名詞句型。将来の就任が決定したが、まだ就任していない段階でのみ使われる。例えば、アメリカで大統領選は終わったが、就任式はまだ終わっていない段階。

They named Ann /to be/as/ a member of the team.
彼らはアンをチームのメンバーに指名した。

The Americans chose Bush /to be/as/ president.(唯一の役職では無冠詞)
アメリカ国民はブッシュを大統領に選んだ。

[15-3]意味上の分類 [15-3-1]~を~にする手段が表現されていないもの

make, call, choose, name,

[15-3-2]手段を表す動詞が転用されたもの(手段動詞でもある)

elect, vote:選挙、投票による
baptize, christen:洗礼による
crown:戴冠による
dub:国王が剣で肩を軽くたたくことによる(ナイトにする)

[15-4]「~を~と宣言する」という意味をもつ宣言動詞も意味的には任命・命名動詞に分類できるが、用法として SV+名詞句+/形容詞/過去分詞/の形もとれる。

certify, confess, declare, proclaim, profess, pronounce, report,
I now pronounce you man and wife.
ここにあなた方が夫婦であることを宣言します。

I declare the meeting closed.
ここに閉会を宣言します。

[16]節を目的語にとる動詞

[16-1] that節をとる動詞 [16-1-1]前述の認識動詞。that節の中が直接法

I realized that I had offended him.
私は彼を怒らせたことを理解した。

I admit that I was wrong.
私が間違っていたことを認めます。

I can't think that he did it on purpose.
私は彼がわざとそれをしたと考えられない。

[16-1-2]命令、要求、提案などを表す動詞。that節の中は、アメリカ英語では仮定法現在を用い、イギリス英語では should を用いる。

We insisted that he (英should) leave at once.
私たちは彼がすぐに出発することを要求した。

[16-1-3]that節をとりえ、その中が直接法または should。話し手が主観的または感情的判断であることを強調するなら should を用い、そうでないなら直接法を用いる。It is 形容詞 that - should - の should の意味用法と同一である。

I regret that he /should be/is/ so stubborn.

彼があんなに頑固だとは残念だ。

話し手が遺憾な気持ちを強調したいなら should を用いる。

I'm surprised that he /should feel/feels/ lonely.
彼が寂しがっているとは驚いた。

話し手が驚きを強調したいなら should を用いる。

I regret that he should be so stubborn.
彼があんなに頑固だとは残念だ。

残念な気持ちを強調したいから should を用いる。

It's a pity that you should have to leave.
あなたが行ってしまわなければならないのは残念です。

[16-1-4]現実に反することを願望する動詞。仮定法過去または過去完了を用いる。

I wish I were young again.
私はもう一度若くなりたい。

I'd rather you hadn't told him the truth.
私は君に彼に本当のことを話さないで欲しかった。

[16-1-5]文の主語に人をとらない動詞

It seems that he was mistaken.
彼は間違っていたようだ。

It happened that he fell seriously ill.
たまたま彼は重病になった。

[16-2]wh節をとる動詞。wh+to不定詞もとれる。意味的に問題の追究とその追究の結論と感嘆を表す動詞。

She asked what I wanted.
何の用事かと彼女は私に尋ねた。

I realized what a fool I had been.
私は自分がどんなに馬鹿だったかを理解した。

[16-2-1]wh+to不定詞では①文の主語が不定詞の主語である場合と②文の目的語が不定詞の主語である場合がある。

I don't know what to say.①
私は何と言ったらいいか分からない。

Please tell me when to begin.②
いつ始めたらいいか言ってください。

[17]特殊な目的語をとる動詞

[17]特殊な目的語の分類

①instrumental object
②object of result
②(1)make one's way throughタイプ ②(2)express - by -ingタイプ
③cognate object
④locative object
⑤eventive object

[17-1]Instrumental object。目的語が何かをする道具・手段である。だが、物質的にはより直接的とも言える。

He struck his hand upon his knee.(手は膝を叩くための手段)=
He struck his knee with his hand.(普通の目的語)
彼は手で膝を叩いた。

Mary nodded her head.(頭は頷くための手段)
メアリーは頷いた。

He pointed his forefinger at Bill.(指は指すための手段)
彼は人差し指をビルに突き付けた。

[17-2]Object of result。動作の結果として生じるものを表す。創造される文学的芸術的な作品を含む。いわゆる間接目的語とは異なる意味で、間接的な目的語である。

paint a door(Common object)
ドアにペンキを塗る

paint a flower(Object of result)
花を描く

dig the ground(Common object)
地面を掘る

dig a grave(Object of result)
墓を掘る

light a lamp(Common object)
ランプに火を着ける

light a fire(Object of result)
火を着ける

eat an apple(Common object)
リンゴを食べる

eat holes(Object of result)
むしばんで穴を開ける

John wrote a poem.(Object of result)
ジョンは詩を書いた。

[17-2-1] make one's way throughタイプ。動詞が結果を生み出す手段を比喩的に表す。

He elbowed his way through the crowd.(Object of result)
彼は肘で押し分けて群衆の中を進んだ。

We groped our way through the dark lane.(Object of result)
私たちは手探りで暗い小道を進んだ。

He threaded his way through the crowd.(Object of result)
彼は縫うようにして人ごみの中を進んだ。

[17-2-2] express - by -ingタイプ。動詞そのものが心的対人機能を表現する身振りなどの方法を示す。

She laughed thanks.
彼女は笑って謝意を表した。

The doctor gravely nodded approval.
その医者は重々しく頷いて是認を表した。

Holmes snorred his contempt.
ホームズは鼻を鳴らして軽蔑を表した。

She nodded him into her room.
彼女は頷いて彼を部屋に入れた。

She nodded that she was pleased with it.
彼女は頷いてそれが気に入ったことを示した。

[17-3] Cognate object。動詞が同起源の目的語をとる。
John lived a happy life.
ジョンは幸福な人生を送った。

He died a heroic death.
彼は英雄的に死んだ。

[17-3-1] dream は cognate object を取りそうで取らない。

She had a strange dream.(現代ではこれが普通)=
She dreamed a strange dream.(これは稀)
彼女は奇妙な夢を見た。

[17-3-2]同語源ではないが、同意語が用いられることがある。

Both slept the same deep and dreamless slumber.
二人は同様の深い夢も見ない眠りをむさぼった。

Why, 'twas as black as my hat before the last race was run.
だって、最後のレースが行われる前に真っ暗だったんだ。

[17-3-3] cognate object は受動態の主語になれる。

His last fight was fought in that home.
彼の最後の戦いはその家で行われた。

The blow was struck from immediately behind.
その打撃はすぐ後ろから加えられた。

[17-3-4]形容詞の最上級が付く場合 cognate object が省略されることがある。

He breathed his last (breath).
彼は息をひきとった。

Helen smiled her brightest (smile).
ヘレンは満面笑みだった。

[17-3-5]自動詞+元の形容詞派生の副詞に書き換えられるものと書き換えられないものがある。

Live a happy life = live happily
sing a beautiful song (美しいのは歌) ≠ sing beautifully (美しいのは歌い方)

[17-4]locative object。場所を目的語とする。自動詞+前置詞+名詞句は過程に注目し、他動詞+目的語は達成を表す。

Let's swim across the river.(渡り切れるかは不明)
この川を泳いで渡ろう。

She was the first woman to swim the Channel.(渡り切った)
彼女はイギリス海峡を泳いで渡った最初の女性だった。

He climbed up the mountain.(登頂したかは不明)
彼は山を登った。

Edmand Hillary climbed Mt. Everest.(登頂した)
エドマンド・ヒラリーはエベレスト山に登頂した。

[17-5] Eventive object。動詞は do, give, have, make, take のように一般的な意味しかもたず、目的語が主として動詞派生で動作を表す。

[17-5-1] eventive object が have も take も両方とりうるときの、英米差、意味の違い。米では take が多く、英では have が多い。ただし、他力で何かをする場合は英米で have。

The baby's having a bath.
赤ん坊は入浴している。

[17-5-2] eventive object をDOとして、IO もとるものがある。

He gave me a push.=
He pushed me.
彼は私を押した。

Allice gave the door a kick.=
Allice kicked the door.
アリスはドアを蹴った。

Mary gave John a kiss.=
Mary kissed John.
メアリーはジョンにキスした。

[17-5-2-1] He gave me a /push/kiss/call…/.(SVIODO文型) を He gave a /push…/ to me.(SVOA文型)とすることはできない。me が push の目的語でもあり、直接目的語のように働いているからである。
〇Mary gave John a kiss.=
〇Mary kissed John.
×Mary gave a kiss to John.


[17-5-2-1例外] She paid me a visit.を She paid a visit to me.とすることは可能である。

[17-5-3]以下に eventive objects の具体例を示す。

〇answer

give IO an answer

〇argument

have an argument with 人 /over/about/ 事

〇attack

make an attack on 人

〇attention

pay attention to 物事人

〇bath

/take(米)/have(米英)/ a bath
人に入れてもらう場合は英米ともに have。
自分で入る場合は米では take 英では have。

〇beating

S take some beating
Sに勝るのは難しい。

Her record for the 100-meter dash will take some beating.
彼女の100メートル走の記録を破るのは困難である。

〇breath

take breath
ひと休みする

〇call

/make/pay/ a call on - (~を訪問する)

〇care

take care of 人

〇chat

have a chat with 人 /over/about/ 事

〇cheer

give a cheer for 人
人を喝采する

take the cheer of 集団
集団の喝采に応える

〇choice

make a choice /of/from/among/out of/ 選択候補

〇cough

give a cough

〇cry

give a cry
〇dance

do a dance


make a decision to不定詞

〇dream

have a dream

〇drink

have a drink

〇dive

/do/make/ a dive from 物 into 物
物から物へ飛び込む、突進する
take a dive
(ボクシングで)八百長で KO された振りをする、(価格・財産・名声なとが〉下落する

〇dislike

take a dislike to 物事人

〇drive

do a drive from 場所 to 場所

〇effect

take effect

The animal health regulations is due to take effect next January.
検疫法が来年1月に発効する予定である。

〇end

put an end to

〇fall

take a fall
転ぶ

〇fight

have a fight /with/against/for/

〇glance

/get/take/have/give/ a glance at

〇holiday

have a holiday(英)
take a vacation(米)

〇kick

give IO a kick

〇kiss

give IO a kiss

〇knitting

do some knitting

〇laugh

give a laugh

〇look

get a look at

/take(米)/have(英)/ a look at

〇meeting

have a meeting

〇nap

/take(米)/have(英)/ a nap

〇nod

give a nod

〇notice

take notice of

〇offense

/take(米)/have(英)/ offense at -
~に立腹する
give offense to -
~を怒らせる

〇painting

do some painting

〇photograph

take a photograph of

〇pity

/have/take/ pity on

〇promise

make a promise /to不定詞/that節/

〇push

give IO a push

〇quarrel

have a quarrel with

〇question

put a question to

〇reference

make a reference to

〇reply

give IO a reply

〇report

do report /on/of/about/

〇request

make a request to

〇rest

/take(米)/have(英)/ a rest

〇risk

take a risk /of+動名詞/that節/

〇seat

/take(米)/have(英)/ a seat

〇shave

/take(米)/have(英)/ a shave

〇shot

get a shot at

〇shower

/take(米)/have(英)/ a shower

〇sigh

give a sigh

〇sketch

do a sketch

〇sleep

/take(米)/have(英)/ a sleep

〇smile

give IO a smile

〇smoke

/take(米)/have(英)/ a smoke

〇somersault

do a somersault

〇start

make a start

〇stop

put a stop to

〇suggestion

make a suggestion /to不定詞/that節(仮定法現在/should)/

〇swim

/take(米)/have(英)/ a swim

〇talk

have a talk with

〇taste

have a taste

Sugar has a sweet taste.
砂糖は甘い。

〇thinking

do some thinking

〇translation

do a translation of 作品 into 言語

〇vacation

take a vacation(米)

〇view

get view at

〇visit

pay a visit /on 人/at 場所/

〇walk

/take(米)/have(英)/ a walk

〇wash

give IO a wash
/take(米)/have(英)/ a wash

〇work

do some work

〇writing

do some writing

[18]特殊な慣用的構文

[18-1] make+one's way 型構文。make one's wayを基本として、動詞が手段、付帯状況を表す。

He then made his way to Hastie's room.
彼はそれからヘイスティーの部屋へ進んだ。

[18-1-1]手段を表す。= by -

He /shouldered/threaded/elbowed/ his way through the crowd.
彼は人ごみを/肩で押し分けて/縫うようにして/肘で押し分けて/進んだ。

[18-1-2]付帯状況 = while -

He /belched/hiccuped/ his way out of restaurant.
彼は/げっぷ/しゃっくり/をしながらレストランから出て行った。

Feeling content, Izzy whistled his way to the subway.
満足な思いでイジーは口笛を吹きながら地下鉄まで歩いた。

[18-2] express - by -ingタイプ。動詞そのものが心的対人機能を表現する身振りなどの方法を示す。

She laughed thanks.
彼女は笑って謝意を表した。

She nodded him into her room.
彼女は頷いて彼を部屋に入れた。

[18-3] pass+one's time away 構文。pass+one's time away を基本として動詞が時間の過ごし方を表す。

They drunk the night away.
彼らはその夜飲み明かした。

I read the whole afternoon away.
私はその午後ずっと、読書をして過ごした。

[19]持続性、完結性、反復性…などによる動詞の分類

[19]持続性、完結性、反復性、…などによる動詞の分類。進行形になるかならないか、なるなら何を意味するかがそれぞれの特徴を明確にする。

状態動詞    have, know, resemble, love…
   それ自体が継続を表すので、基本的に進行形に成らない。
   進行形になるとすれば、一時的状態または推移を表す。
動作
 完結
  瞬時完結
   反復可能
    動作瞬時完結反復可能動詞
    cough, jump, nod…
    進行形は動作の反復を表す。
   反復不能
    動作瞬時完結反復不能動詞
    burst, explode
    単数主語では進行形不可。
    複数主語で進行形はそれぞれの主語が「次々と」動作することを表す。
  切迫完結
   動作切迫完結動詞
   die, drown, forget, stop…
   進行形は完結への接近、つまり、「~しかけている」ことを表す。
  緩徐完結
   動作緩徐完結動詞     write (a letter), walk (to the station)…
    進行形は動作の継続を意味するが、
    動作が完結に接近しているだけで、
    まだ完結しておらず、動作の途中であることを意味する。
 非完結動詞   write (letters), walk (=take a walk)…
  進行形は動作の継続を表す。

[19-1]状態動詞。それ自体が継続を表すので、基本的に進行形にならない。例外は①推移を表すとき、②一時的な状態を表すとき、③別の意で動作動詞として使われるとき、などである。

He is resembling his father more and more as the years go by.①
年月が経つにつれて彼はますます父親に似て来る。

I am regretting it already.①
私はもうそのことを後悔しかけている。

Now I am living alone.②
私は今は一人暮らしです。

They were seeing the sights of Paris when the war began.③
戦争が始まったとき、彼らはパリ見物をしていた。

[19-1-1]完了形は完了ではなく、継続、経験を表す。現在形が、過去はともかく現在に継続していることを表すのに対して、完了形は過去の一定期間と現在に継続していることを表す。

I've known him for years.
わたしは何年も前から彼を知っている。

[19-1-2]命令形に基本的にならない。だが、状態動詞でも意志次第で状態を左右できる動詞は命令形になりうる。

〇Listen to me.(動作動詞) ×Hear me.(状態動詞、意志次第でない)
私の言うことを聞きなさい。

Just be patient.(状態動詞だが意志次第)
まあ辛抱しなさい。

Know thyself.(状態動詞だが意志次第)
汝自身を知れ。

[19-1-3] do so, do it, do that で置き換えできない。ただし、前述と同様で意志次第で状態を左右できる動詞は置き換えできる。

×Max knew the answer and Bill did so too.

[19-1-4]継続を表すので、期間を表す for - などの副詞句と共起し、時点を表す副詞句と共起しない。継続を表し完結を問題にしないので、動作の完結までの時間を示す in - と共起できない。
For a while, I loved him.
しばらくの間、私は彼を愛していた。
×I loved John at ten o'clock.

I once loved him.(once は過去の期間を表しえる)
私はかつてジョンを愛していた。

I wrote the letter in two hours.(状態動詞でなく、動作動詞である)
私は2時間でその手紙を書いた。

I was writing letters for two hours.(動作動詞だが、進行形なら for- と共起可能)
私は2時間手紙を書いていた。

[19-1-5] stillと共起できる。still はその他として、進行形、習慣を表す現在形、過去形とも共起可能である。

Mary still looks young.(状態動詞)
メアリーはまだ若く見える。

John still writes with his left hand.(状態動詞でないが習慣を表すので可能)
ジョンはまだ左手で書く。

Ann is still dancing.(進行形)
アンはまだ踊っている。

[19-1-6]状態的動詞の分類

①認識動詞 that節を目的語にとれる。that節の中は直接法である。
    think, know, etc.
②欲求動詞 (for)+不定詞の主語+to不定詞を目的語にとれる。
    want, like, etc.
③感覚知覚動詞
 (1) SVC文型で、S(知覚されるもの)のC(外見)を表す。
   つまり、知覚するのは話し手。
    seem, appear, look, sound
 (2) SVC文型で、S(感覚されるもの)のC(感覚)を表す。
   つまり、感覚するのは話し手。
    feel, taste, smell
 (3) SVC文型で、S(感覚するもの)のC(感覚)を表す。
    feel
 (4) SVO(OC)文型で、
   S(知覚するもの)が知覚するO(知覚されるもの)のC(外見)を表す。     see, hear, feel, smell ④関係を表す動詞 have, include, belong, contain, consist, resemble

[19-1-7]状態動詞と動作動詞の両様の意味をもつ動詞は多い。意味が明確に異なるものも、意味に大差がないものもある。

[19-1-7-1]意味が明確に異なるもの。have など。haveは「もつ」という意味では状態動詞、その他では動作動詞

She has a good memory.(状態動詞)
彼女は記憶力がよい。

Do you have any doubts about it?(状態動詞)
それについて何か疑問がありますか。

Will you have another cup of tea?(動作動詞)
お茶をもう1杯どうですか。

[19-1-7-2]意味に大差がないもの。sit, stand, lie, etc

Do you mind if I sit here?(動作動詞)
ここに座ってもかまいませんか。

She sat silent.(状態動詞)
彼女は黙って座っていた。

When the visitor entered the room, we stood (up) to greet him.(動作動詞)
客が入室した時, 私たちは立ち上がってあいさつした。

The clock stands on the sideboard.=(状態動詞)
On the sideboard stands the clock.
時計はサイドボードの上に置いてある。

上のような倒置は状態動詞だけでなく、動作動詞でも、場所を表す副詞句について可能である。

[19-2]動作瞬時完結反復可能動詞。単純進行形は動作の反復を表す。

He was jumping for joy.
彼は喜んで何度も飛び跳ねた。

I was kicking the ball for an hour.
私は一時間ボールを蹴っていた。

[19-2-1]より厳密に言うと、動作瞬時完結動詞のうち、単数で反復可能な動詞において、反復を表す。burst, explode のような一回限りで完了し、単数で反復できない動詞は、「動作瞬時完結反復不能動詞」と呼べ、複数主語の進行形でそれぞれの主語が「次々と~する」ことを意味する。

×A bomb is exploding.
→ 〇Bombs are exploding.
爆弾が次々と爆発している。

[19-2-2]単純完了形は動作の完了結果、反復、経験を表す。完了進行形は動作の反復をより明確に表す。

I have just pushed the button.(完了、結果)
私はそのボタンを押してしまったところだ。

I have pushed the button wrongly.(経験)
私はそのボタンを間違えて押したことがある。

I have pushed the button for minutes.(反復)
I have been pushing the button for minutes.(明確な反復)
私は何分もそのボタンを押し続けている。

He has sneezed for an hour.(反復)
彼は一時間前からくしゃみばかりしている。

[19-2-3]反復の意味を除いて、時点を表す副詞句と共起し、期間を表す副詞句と共起しない。また、瞬時に完結するので、完結までの時間を表す in - と共起しない。

"At what time did you reach the top?" "At noon sharp."
何時に頂上に到達したのですか。ちょうど正午です。

[19-2-4]瞬時に完結するので finish と共起できない。finish を使う必要がないからである。
[19-3]動作切迫完結動詞。単純進行形は、動作の完結。への接近、つまり、「~しかけている」ことを意味する。

The bus is stopping.
バスは停まりかけている。

The old man was dying when I arrived at the house.
私がその家に着いたとき、その老人は死にかけていた。

[19-3-1]完了形は、継続を表さず、完了結果、経験を表す。

[19-3-2]完結までの時間が非常に短く問題とならないので、期間を表す for - だけでなく、完結までの時間を表す in - とも共起しない。

[19-4]動作緩徐完結動詞。進行形は動作の継続を意味するが、動作が完結に接近しているだけで、まだ完結しておらず、動作の途中であることを意味する。

I was writing a letter to her when she came suddenly.(手紙を書く途中)
突然、彼女が来たとき、私は彼女への手紙を書いていた。

I was walking to the station when it rained suddenly.
突然、雨が降って来たとき、私は駅まで歩いていた。(駅まで歩く途中)

[19-4-1]完了形は完了結果、経験を表す。完了進行形は継続を表す。

I have written a novel.
私は小説を書き終えた。

I have been writing a novel since last month.
私は先月から小説を書いている。

[19-4-2]現在形と過去形で期間を表す副詞句と共起できる。for - は動作の継続の期間を表し、in - は動作が完結するまでの時間を表す。

I will write letters for two hours in the afternoon.
私は午後は二時間手紙を書くでしょう。

I will write the letter in minutes.
私は数分でその手紙を書き終えるでしょう。

[19-5]動作緩徐完結動詞と動作非完結動詞。多くの動作動詞はそれらのいずれでもありえる。例えば、教師と言う仕事をするという意味の teach は非完結動詞だが、特定の子供たちに特定の単元を教える teach は動作緩徐完結動詞である。また、事務的な手紙を毎日書く人にとってそのような手紙を書く write は非完結動詞だが、恋人や友人に心のこもった手紙を書く write は動作緩徐完結動詞である。また、walk (to the station) は動作緩徐完結動詞だが、walk (=take a walk)は動作非完結動詞である。

I have taught German for twenty years.(動作非完結動詞、継続)
私は二十年間ドイツ語を教えてきた。

I have taught them the geography of that district.(動作緩徐完結動詞、完了)
私は彼らにその地域の地理を教えた。

[19-6]動作非完結動詞。進行形は継続を表す。

The baby is sleeping now.
その赤ん坊は今、眠っている。

[19-6-1]完了形は継続、経験を表し、完了進行形は継続を表す。

I have taught English for twenty years.
私は二十年前から英語を教えている。

[19-6-4]現在形、過去形で、for - などの期間を表す副詞句と共起し、時点を表す副詞句と共起しない。完結までの時間を表す in - と共起するとすれば、その動詞は動作非完結動詞ではなく、動作緩徐完結動詞になる。進行形、完了形、完了進行形では期間を表す副詞句と共起し、進行形で時点を表す副詞句と共起する。

I walk for an hour everyday.
私は毎日、一時間散歩をする。

I walked eastward for two hours.
私は東へ二時間、歩いた。

At sunrise, I was walking eastward.
日の出のときには私は東へ歩いていた。

[19-7]動作緩徐完結動詞と動作非完結動詞の両方の意味用法をもつ動詞が多いことは既に述べた。だが、それ以前に状態動詞と動作動詞の両方の意味用法をもつ動詞は多い。その代表例を以下に挙げる。

〇have

Most animals have sensations.(もつ=状態動詞)
ほとんどの動物が感覚をもつ。

She is having lunch now.(食べる、飲む=動作動詞)
彼女は今、昼ご飯を食べている。

〇remember

I still remember his name.(覚えている=状態動詞)
私はまだ、彼の名前を覚えている。

Suddenly I remembered his name.(思い出す=動作動詞)
突然、私は彼の名前を思い出した。

〇see

I saw him looking at me.(見る、見える=状態動詞)
ふと見ると彼は私を見つめていた。

I have been /seeing/dating/ him for about ten months.(会う=動作動詞)
彼とは10か月ほど付き合っています。

〇look

She still looks young.(見える=SVC文型=状態動詞)
彼女はまだ若く見える。

He was still looking into the room.(見る、調べる=SVA文型=動作動詞)
彼はまだ部屋を覗き込んでいた。

[20]句動詞

[20]句動詞は以下の型に分類できる。

[20-1]動詞+目的語+副詞

[20-1-1]語順。目的語が代名詞のときは、動詞+代名詞+副詞の順になる。代名詞以外では、動詞+目的語+副詞でも動詞+副詞+目的語でもよい。

[20-1-1-1]だが、新情報を後回しにする原則に従って、次のようになるのが普通。

"What does he turn on?" "He turned on the light."
「彼は何のスイッチを入れましたか」「電灯です」

"What does he do to the light?" "He turned the light on."
「彼は電灯に何をしましたか」「スイッチを入れました」

[20-1-1-2]SVOC文型とも言える動詞+目的語+副詞。他動詞+目的語+副詞の語順のみ可能である。

He saw the crisis through.
彼は危機を乗り越えた。

それに対して、

He saw through the crisis.(これは自動詞+前置詞+名詞句型である)
彼は危機を見抜いた。

The comedian doesn't get the jokes across that he prepares in advance.
コメディアンはあらかじめ準備した冗談で受けることはできない。

I saw him off at the airport.
空港で彼を見送った。

May I see you home?
家まで送りましょうか。

I'll see myself off.
お見送りは結構です。

His jokes weren't get across.
彼のジョークは通じなかった。

The police moved /the spectators/them/ along.
警察は/見物人/彼ら/を解散させた。

[20-2]動詞+/原型不定詞/分詞/の意味と構造について。使役動詞で、目的語が自明または一般の人のために省略されたもの。原型不定詞については make, let, helpで生じる。

We must make do with cheap clothes.
私たちは安い服で間に合わせなければならない。

Let's make believe we are soldiers.
兵隊ごっこをしよう。

Let go! You're hurting me!
離して。痛いです。

Can I help wash up?
皿洗いを手伝いましょうか。

I can't get rid of this /head/nose/ cold.
この鼻かぜがなかなか治らない。

[20-3]get rid of -。①「~を免れる」「~抜け出す」②「~を取り除く」「片付ける」③「~を解雇する」

I can't get rid of this /head/nose/ cold.①
この/かぜ/鼻かぜ/がなかなか治らない。

We got rid of all the old furniture.②
古い家具を全部片付けた。

Get rid of that troublemaker.③
あの厄介者はくびだ。

[20-4]不完全自動詞+副詞+補語の句動詞

[20-4-1]turn out C。「結局、Cだと分かる。」

He turned out (to be) a wolf in sheep's clothing.
彼は結局は羊の皮をかぶったオオカミだった。

It turned out that the plan was impractical.(これはSV文型である)
結局その計画は実行不可能であることがわかった。

[20-5]自動詞+副詞

[20-5-1]倒置が起こりえるもの。go, come など。

Down came the price and up went the sales.
物価が下がり売り上げが上がった。

There was a gust of wind, and out went the light.
突風が吹いて電灯が消えた。

[20-6]自動詞+(副詞)+前置詞+前置詞の目的語

[20-6-1]受動化について。意識的機能を表す句動詞は受動化可能である。そうでないものは受動化不可能。
受動化不可能な例を挙げる。

care for
好む

come across
偶然出くわす

result in
という結果になる

stand for
表す

take after
似る

come up to
(標準、期待などに)達する

end up in
結局~になる

run out of
尽きる

[20-7]他動詞+(1)特異的名詞句+前置詞+(2)前置詞の目的語

[20-7-1]受動態について。

一般に(1)(2)のどちらを主語にした受動態も可能である。句動詞の慣用化が高いものは(2)を主語にした受容体のみ可能。句動詞の慣用化が低く、(1)に修飾語がついているような場合は、(1)を主語にした受動態のみが可能になる。(1)が再帰代名詞の場合、それを主語にした受動態は不可能。

This code can never be made sense of.(慣用化が高い)
×Sense can never be made of this code.
この暗号は意味が全く分からない。

Considerable allowance will be made for special cases.(慣用化が低く修飾語が付いている)
×Special cases will be made considerable allowance for.
特別な事例に対してはかなり考慮がなされるだろう。

He prided himself on his cleverness.
彼は自分の利口さを自慢していた。

[20-8]他動詞+前置詞+(1)特異的名詞句+(1)を修飾する前置詞+(2)前置詞の目的語型の句動詞

[20-8-1]受動化について。(2)を主語にした受動態のみ可能である。

get to the bottom of -
~の真相を調べる

get to grips with -
~に取り組む

The whole affair will be got to the bottom of.
その事件の全体の真相が調べられるだろう。

This problem must be got to grips with at once.
この問題にすぐに取り組まなければならない。

一歩先を行く英文法トップページ   COPYRIGHT(C)2000 OUR-EXISTENCE.NET ALL RIGHTS RESERVED